GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
寮 生涯学習施設 [早稲田大学中野国際コミュニティプラザ]
事業主体名
学校法人早稲田大学
分類
産業用の空間・建築・施設
受賞企業
学校法人早稲田大学 (東京都)
株式会社石本建築事務所 (東京都)
受賞番号
14G110931
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

早稲田大学の大学創立150周年に向けた中長期計画の中心的役割を担う、国際学生寮と生涯学習施設の複合施設である。建築デザインと融合した自然通風装置「整流フィン」や免震装置等に日々触れることで、グローバルとグリーンという視点を軸に共同生活を行う、「グローバル・グリーン・コミュニティ」をつくることを目指した。ガラス張りの寮室リビングルームの対面配置により、「見る・見られる」関係をつくる。外壁沿いの風が整流フィンに当たり、渦巻き状の気流をつくることで、圧力差を利用した片側開口居室自然通風システムを実現した。1階の生涯学習施設は、誰でも利用可能なコミュニティ・コモンを核とし、地域に賑わいを創出する。

プロデューサー

学校法人早稲田大学 理事長 鎌田薫

ディレクター

株式会社石本建築事務所 プリンシパルアーキテクト 能勢修治

デザイナー

株式会社石本建築事務所 プロジェクト推進室 野﨑寛司、細野 侑実子

詳細情報

http://www.waseda.jp/wish/

利用開始
2014年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都中野区中野4-22-3

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

自然通風を特長とする環境統合技術と建築デザインの融合による、グローバル・グリーン・コミュニティの創出

背景

早稲田大学は、2007年の創立125周年を機に、世界を視野に入れた総合大学として「早稲田からWASEDAへ」と展開を図っている。本施設は、「Waseda Next125」における留学生8000人計画に基づく、約900人の日本人学生と留学生のコミュニティづくり、「Waseda Eco Future」に基づく環境負荷低減活動を併せて体現する重要な拠点である。プロポーザルにて設計者を選定した。

デザイナーの想い

「グローバル・グリーン・コミュニティ」という意識の高いコミュニティづくりに向け、建築そのものが教材となるように計画しました。国際学生寮はパブリックからプライベートまで階層性のある空間を有し、省CO2の意識を世界に広げていく拠点です。生涯学習施設は、ランドスケープと一体化した地域交流の拠点です。本施設は、コミュニケーションの促進、省CO2の取り組みの1つのモデルケースであると自負しています。

企画・開発の意義

国際学生寮の中央を貫くインナーモールを中心とし、寮室外にあるダイニングキッチン、シャワー、ランドリー、トイレ等のフロア共用機能を両側各所に配置し交流を促進する。4人室ユニットのガラス張りのリビングルームを対面配置し、「見る・見られる」関係をつくり交流を促進する。自然通風システム等の取り組みを体感し、省CO2の意識を高める。1階の生涯学習施設はコミュニティ・コモン核とし、地域に賑わいを創出する。

創意工夫

国際学生寮の中央を貫く長さ130mのインナーモールは中廊下形状だが、両側に配置した4人室ユニットのリビングルームをガラス張りとすることで、明るい自然採光が得られ、コミュニケーションを促進する居住空間を実現した。水廻り共用部も敢えて寮室ユニット外に配置することで、コミュニケーションの誘発を図った。片側開口居室自然通風システムを実現するため、気流解析ソフトを利用し検証を重ね、整流フィンの適切な形状を導き出した。フロア別に電力量と水使用量の順位づけを行う「エコフロアランキング」を開発し、消費エネルギーの見える化を行う。用途が切り替わる1・2階間を、設備階兼用で階高2.5mの中間免震層とし、寮の対地震安全性を高めた。1階の生涯学習施設のコミュニティ・コモンは、外部の交流デッキと内部の交流ラウンジがガラス越しに連続するように形状・仕上を揃え、居心地のよい公共空間をつくり出した。

仕様

建築面積:3,700.00㎡ 延床面積:30,654.62㎡ 最高高さ:38.60m 階数:地下1階、地上11階、塔屋1階 構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、中間免震構造 国際学生寮寮室数:257室・寮生数定員:872人 生涯学習施設教室数:多目的教室×12室・グループ制作室・和室・多目的ホール

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都中野区中野4-22-3
早稲田大学国際学生寮WISH
早稲田大学エクステンションセンター

審査委員の評価

免振構造を採用するために必要となる構造フレームの合理的な構成を、隠すことなく「あらわし」として外に表現し、それをそのままデザインとした建築である。通常は 無骨になってしまいそうなところを、繊細にセンス良くまとめている点が評価された。安全性を素直にデザインに昇華した点も機能と合致しており、好感が持てる。

担当審査委員| 安田 幸一   高橋 晶子   廣村 正彰   山梨 知彦  

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