GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
工場 [KAIGAN-U]
事業主体名
植石材店
分類
産業用の空間・建築・施設
受賞企業
植石材店 (広島県)
建築設計事務所 可児公一植美雪 (神奈川県)
受賞番号
14G110907
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

海に近く、両隣を建物に挟まれた敷地に建つ石材加工工場。 住宅、工場の密集するこの場所に、建築を建てることによって路地裏のような豊かなスキマを生み出すことができないだろうか。ここにおいて建築は、路地裏を作るための「ウラ」であり、この路地裏こそが都市を豊かにする「オモテ」の空間となるのではないかと考えています。

デザイナー

建築設計事務所 可児公一植美雪

詳細情報

http://www.kaniue.com

利用開始
2014年4月1日
設置場所

広島県呉市海岸4丁目14-4-29

仕様

・鉄筋コンクリート造 地上2階建て ・1F床面積/112.57m2 2F床面積/23.08m2 延床面積135.65m2

受賞対象の詳細

背景

敷地は広島県の準工業地域。建物が窮屈にひしめき合うこの場所を、建築を建てる事でさらに窮屈なものにしてはいけないと感じ、むしろ、建築を建てることで豊かな余白を作ることが必要なのではないかと考えました。

デザインコンセプト

路地裏。

企画・開発の意義

建築が主役となるのではなく、その余白である路地裏のような空間が、都市にとっての豊かな空間となるのではないかと考えました。大型のショッピングセンターやテナントビルではなく、このような小さな建築を建てることで同時に、人々のコミュニケーションの場が自然と街に増えてくるような、そのような都市づくりのきっかけとなると考えています。

創意工夫

敷地の空きに面した長手には、路地裏によく見るコンクリートブロックを採用し、足下には既存のアスファルト舗装をそのまま利用し、親しみのあるデザインとしました。また道路に面した短手は普通型枠のRC打放しとし、あえて荒く仕上げたのに対し、長手のコンクリートブロックには白塗装を施し、「ウラ」と「オモテ」を明快に分けると同時に、路地裏が明るく爽やかな空間となるよう配慮しました。

デザイナーの想い

建築は「ウラ」であり、余白が「オモテ」となるような。そのような逆転した考え方が、高度に密集する都市に対して新たな価値を生み出すのではないかと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

建築設計事務所 可児公一植美雪

審査委員の評価

建築と同時に環境をつくること、建築をつくることで魅力的な都市の空地を創造することが、知的に練られたうえで、爽やかに実現している。片方に寄せた配置は人々が行き交う通路状の空間を生み出す。塀のようにも見えるコンクリートブロック壁は内部機能に適した素材でもあり、白く塗るというミニマムな操作で建築の作品性も獲得している。

担当審査委員| 安田 幸一   高橋 晶子   廣村 正彰   山梨 知彦  

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