GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
オフィスビル [ラゾーナ川崎東芝ビル]
事業主体名
NREG東芝不動産株式会社
分類
産業用の空間・建築・施設
受賞企業
NREG東芝不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
14G110896
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

東芝堀川町工場跡地の再開発の最終章。東芝の「スマートコミュニティーセンター」を誘致すべく延床面積10万㎡を超えるオフィスビル。オフィスワーカーのモチベーションやコミュニケーションを視点に企業利益と社会貢献度の向上を実現するビルを合理的コストで提供するための新しい“オフィスビルのかたち”を提案。キューブ型の建物、その周囲を覆うバルコニーとルーバーが熱負荷低減、避難経路、設備スペースなどの多機能装置として、環境負荷低減や高経済性を生み出した。広大なフロアの中心に全フロアを繋ぐ立体的なコミュニケーションスペースを設け、イノベーションを誘発するオフィス空間を実現した。

プロデューサー

NREG東芝不動産株式会社 飯沼 裕

ディレクター

野村不動産株式会社 菊池嘉明

デザイナー

野村不動産株式会社 菊池嘉明、浅井美徳+株式会社日建設計 山梨知彦、恩田聡

詳細情報

http://www.toshiba-building.co.jp/building/topics/130411.htm

利用開始
2013年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県川崎市幸区堀川町72-34

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

ワーカーズ・イノベーション、エコロジー・リーディング、コスト・コンシャス

背景

かつて東芝堀川町工場があった川崎駅前は住居系、商業系の複合開発が進められてきた。中でも駅直結の「ラゾーナ川崎プラザ」は日本で有数の集客数を誇る商業施設の一つとなり、川崎の街のイメージを一新させた。一方、隣接する業務棟エリアは開発未着手のまま駐車場として活用されていたが、再開発の最終章として東芝の「スマートコミュニティーセンター」を誘致すべく延床面積10万㎡超えのオフィスビルとして計画するに至った。

デザイナーの想い

「場所性」、「経済性」、「環境性能」をテーマに掲げ、定型化しつつある「モジュール7.2m、奥行き15m〜20mの無柱執務空間」の形態と高コストに繋がる「ハイスペック指向」に対し、これらテーマに最も適合したかたちとして、81m角のキューブ型を採用した。イノベーション、エコロジー、コスト・コンシャス、解き放たれたように色々なものが合理的に解決する。これまでに無い新しい「オフィスのかたち」を提案できた。

企画・開発の意義

定型化しつつあるオフィスビルの形態とハイスペック競争により高価格化しつつあるオフィスビル規格の現状に対し、新たな価値観として、人の創造性や生産性、また働く人のモチベーションを高め、人同士の“コミュニケーション”を誘発し、新たな価値を創出するオフィス環境を実現した。周辺環境への配慮と事業継続性を高め企業の社会貢献度とブランド力の向上に付与するビルを、合理的コストで提供した。

創意工夫

10万㎡を超える延床面積を、タワー型ではなく81m角のキューブ型とすることで外装面積を約70%とし、外部環境影響を軽減し空調負荷を低減。更にはコア比率の圧縮を可能にし、1フロア約6400㎡の広大なオフィスを創出。フロアの中心部をコミュニケーションの核と位置づけ、空間を繋ぐ吹抜けと階段を設け、求心的かつ、上下の交流も触発させる場「イノベーション・スクエア」とした。従来のオフィスでは無柱空間が常識であるが、9mスパンで柱を配し広大なフロアに秩序とスケール感をもたらし、更には超経済的な構造スパンを実現。外周には日射遮蔽、避難経路、設備スペース等の多様な機能を担う棚状のバルコニー「エコシェルフ」を設け、そのスペースの凹凸やルーバーの粗密、積層パターンが大きな壁面のボリュームを細分化し奥行き感の創出や圧迫感の軽減などデザインの要として新たな都市景観を形成した。

仕様

用途:事務所・科学館、敷地面積:9,765.58㎡、建築面積:7,777.15 ㎡、延面積:104,594.45㎡、構造:鉄骨造(基礎免震)階数:地上15階、最高高さ:64.83m、構造スパン:9M、外装:押出成形セメント板+有孔折板、電気設備:特別高圧本線予備線受電方式、防災用+BCP用非常用発電機、空調設備:外気処理空調機+空冷ヒートポンプ方式

どこで購入できるか、
どこで見られるか

神奈川県川崎市幸区堀川町72-34
東芝;会社概要(事業グループコミュニティ・ソリューション事業)
東芝未来科学館

審査委員の評価

大型オフィス全体を包み込むようなルーバーとバルコニーを積極的に利用し、設備をファサードに組み込んでいることが特徴的である。このバルコニーは、オフィスからの安全な避難経路であり、熱負荷を軽減し、将来の設備更新も容易になるよう考えられている。空調機等が増設されるとそこだけがリズムを崩すのだが、ここでは空調機等がランダムに配されており増設後の印象も変わらない。環境に対する建物のあり方が、視覚的にも明確に表現されており、新しいオフィスファサードを創り上げている。

担当審査委員| 安田 幸一   高橋 晶子   廣村 正彰   山梨 知彦  

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