GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
賃貸住宅 [街の縮図としての集合住宅(Y's House 禅昌寺11)]
事業主体名
大和船舶土地株式会社
分類
住宅・住空間
受賞企業
設計組織アルキメラ 一級建築士事務所 (大阪府)
有限会社ランドサット (大阪府)
大和船舶土地株式会社 (兵庫県)
神戸芸術工科大学 神撫町・禅昌寺町プロジェクトチーム (兵庫県)
受賞番号
14G100886
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

シングルタイプ2住戸、ファミリータイプ2住戸で構成した集合住宅です。地元の大学との協同リサーチの中で、分析した街の文脈を反映することで「街の縮図としての集合住宅」を目指しました。街並を継承しながらも現代の賃貸住宅の需要をみたす個性的なデザインの集合住宅です。古くに造成された高低差のある敷地を利用し、変化に富んだプランニングを展開。シングルタイプは吹抜やロフトを設け、垂直方向に伸びやかなプランが特徴。ファミリータイプはデッキとLDKの一体的な利用や可動間仕切による、水平方向に伸びるプランが特徴です。事業主と二人の建築家に加え神戸芸術工科大学による「チームとしてのデザインワーク」も特徴の一つです。

プロデューサー

大和船舶土地株式会社 鈴木祐一/神戸芸術工科大学 神撫町・禅昌寺町プロジェクトチーム 川北健雄・花田佳明

ディレクター

設計組織アルキメラ 山田宰/有限会社ランドサット 安田利宏

デザイナー

設計組織アルキメラ 山田宰/有限会社ランドサット 安田利宏

詳細情報

http://www.daiwasenpaku.co.jp/

利用開始
2014年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

神戸市須磨区禅昌寺町1丁目10-11

仕様

木造2階建 延床面積140.59㎡

受賞対象の詳細

背景

神戸市須磨区禅昌寺地区は、高度経済成長期に開発された住宅地の為、建物の老朽化と住人の高齢化、過疎化が問題とされる地域です。計画地一体は傾斜地が多く、建物の建替が困難な地域でもあります。本事業主はこの地域に多数の物件を所有しており、時間をかけた民間の手による街づくりを展開しています。そんな中、本事業は周辺環境との調和と現代の賃貸住宅の需要をみたす個性的な街並の形成を目標に始まりました。

デザインコンセプト

集合住宅を「街の縮図」と捉えた、街並を継承しながらも若年層にも受け入れられる個性的なデザイン

企画・開発の意義

街の文脈を読み解き、その縮図として集合住宅に反映することで、街並において継承すべきデザインを明らかにする事ができ、街並を保ちながらも個性的なデザインの建築が実現可能と考えました。本計画はこの物件のみに留まらず、この地域の街並づくりに対しても影響を与え、禅昌寺地区の衰退しつつある建築と社会の状況を、時間をかけて活性化させるきっかけになるのではないかと考えています。

創意工夫

既存の石垣を残すことで、通行人の視線からは街並と一体に見え、見上げると一住戸単位に分節されたファサードが戸建住宅の建並ぶ街並のスケール感と調和し、街の文脈に沿った外観デザインとなっています。大規模な造成を行わず敷地の高低差を利用し、4住戸それぞれの異なるレベルに建っています。高低差のある道路に面した南側に大きな窓を設けることで、プライバシーを保ちながらも、見晴らしの良い眺望が望める開放的なプランとなっています。シングルタイプは、ロフト、螺旋階段、吹抜によって垂直方向に伸びやかな構成を取っています。螺旋階段やロフトが南側の窓から外観デザインに展開し、街並のアクセントとなっています。ファミリータイプは、可動間仕切りやデッキとLDKの一体的な利用による南北に広がった2階スペースを持つ、水平方向に伸びやかな構成を取っています。これにより外観に変化のある凹凸が生まれ、街並のアクセントとなっています。

デザイナーの想い

本賃貸住宅によって、住人と周辺地域との自然な交流が図れ、良好な関係性を育んでほしいと願っています。このような関係性が地域の活性化へと繋がると考えています。また、この集合住宅のデザインが本計画で完結する事無く、街の文脈に沿った大きな新しい物語として街並に展開していく事を望んでいます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

大和船舶土地株式会社
大和船舶土地株式会社
設計組織アルキメラ 一級建築士事務所
有限会社ランドサット

審査委員の評価

土地の高低差による傾斜があり、それを生かしてあたかも戸建ての集合体であるかのようにデザインされた集合住宅。チームワークによって生まれた、丁寧に計画された変化に富む住戸プランニングと、外観の表情のつらなりが、住宅地景観によい効果をもたらしている。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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