GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
賃貸マンション [レスピール押上]
事業主体名
株式会社レーサム
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社スピーク (東京都)
株式会社レーサム (東京都)
受賞番号
14G100882
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

スカイツリーにほど近い下町に建つ新築賃貸住宅である。北側に広がる公園の眺望や見上げるスカイツリーといった周辺環境を最大限住戸空間に組込んだ断面、内装、外観を計画している。同時に不動産マーケットを捉えた総合的なコーディネーションを行った。こうすることで住み手と周辺住人に長く愛される住宅とするだけでなく、建物が生み出す賃料収益を長期的に最大化させることを図った。不動産流通市場においても長く流通し資産としての価値を保ち続けられる住宅、すなわち建築としての質と、不動産としての質の双方の融合を目指した建物である。

プロデューサー

株式会社スピーク 吉里裕也、林厚見

デザイナー

株式会社スピーク 宮部浩幸、吉村淳

利用開始
2014年3月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都墨田区業平2-2-5

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

ユーザー、オーナー、街の三方向の価値を考慮し長期的な価値を最大化させること

背景

一棟賃貸マンション物件とは、オーナーが長期的運用を目的として流通する不動産プロダクトである。稼働率と家賃収入が長期的に期待できるかという点はもちろん、オーナーの心に響く空間であることや街の中での佇まいという点も重要な評価軸となる。現在流通している物件の多くは、いずれかの評価軸に偏っていた。

デザイナーの想い

建物に対しての評価は建築的視点と不動産的視点から異なる場合が多いが、二つの視点は「長く愛されるべき」という根っこの部分でつながっている。縮小してゆく社会において、より良質な建物とはこの両方の評価軸を満足させるものが求められてゆくだろう。

企画・開発の意義

長期的に収益性を保持しつつ、人の心をつかみ愛される賃貸不動産物件の実現は、これからの不動産開発の一つの指標となりうるだろう。

創意工夫

想定される入居者層を割り出し、高水準の賃料単価から住戸サイズ及び住戸数を決定した。住居空間の魅力を作るため、眺望価値の最大化を図った。あえて北側に広がる豊かな眺望に対して全住戸を向けて、逆梁構造を採用した。さらに住戸内に段差を設け奥からも眺望を楽しめる断面計画とした。将来、変動する市場に柔軟に対応できるよう最もシンプルな柱割りとし、高性能な乾式壁を採用した。周辺の下町エリアのイメージと親和性の高いタイルをアクセントにした外壁とし、存在感を発揮しつつ街に溶け込むファサードとした。

仕様

地上7階建鉄筋コンクリート造の新築物件である。建築面積174m2延床面積931m2、1住戸の面積は33m2から55m2までの全17戸の賃貸マンションである。公園に面した良好な眺望を最大限取込むため、各住戸に段差を作る断面計画とした。また、周辺の街並になじみつつ存在感を持つ外観計画とした。色を抑えたグレーの外壁を作りつつ、各住戸のバルコニーを下町の風情を思わせるタイルで彩り外観のアクセントを作った。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都墨田区業平2-2-5

審査委員の評価

本提案は賃貸住宅をプロダクトとして捉え、プロダクトとしての価値という視点からその計画を行うという構えによるもので、住み手にとっての価値、収益構造から見た価値、そして地域にとっての価値のバランスを考慮した統合的な計画手法が評価された。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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