GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [ザ・パークハウス 戸塚]
事業主体名
三菱地所レジデンス株式会社
分類
住宅・住空間
受賞企業
三菱地所レジデンス株式会社 (東京都)
受賞番号
14G100875
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

横浜市で実施された、全国初の試み「公民連携による課題解決型公募モデル事業」による開発である。公募の前に事業者との対話を通し市場を把握しながら、地域の課題解決へ向けて公共資産の有効活用を図る・・横浜市が開発した事業者公募のモデル事業である。その事業で選定された本計画は、地域の連携や周囲の調和に配慮し、共同住宅やコミュニティスペース、防災広場、学童保育スペースと認可保育所、提供公園等を複合的に設置することで、住まいとまちが相互に発展していくことを目指した。さらに、駅前再開発の利便を享受できる立地を活かし、公共性と複合したこれからの都市型集合住宅のあり方を示すことがテーマとなった。

プロデューサー

三菱地所レジデンス株式会社 横浜事業部長 小山健介

ディレクター

三菱地所レジデンス株式会社 開発企画室 主任 鈴木正道+柴田知彦・柴田いづみ+SKM設計計画事務所 代表 建築家 柴田知彦+株式会社フジタ首都圏支社一級建築士事務所 山室真

デザイナー

柴田知彦・柴田いづみ+SKM設計計画事務所 桐本将和、三宅弘晃、金戸圭、阿部弘樹+株式会社フジタ首都圏支社一級建築士事務所 羽場なつみ

利用開始
2013年10月11日
価格

32,300,000 ~ 74,300,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県横浜市戸塚区吉田町104番1、104番2

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

多様な公共施設と共用空間が、機能的・視覚的にまちとつながり、住まいと地域に暮らしの豊かさを育むこと。

背景

横浜市主催の「公民連携による課題解決型公募モデル事業」プロポーサルコンペで選定された。その事業化に当たって、公共的課題と事業性の視点から計画が練られ、市と事業者の間で確認された。また、市街地に立地することから都市型集合住宅のあり方、主にまち並み形成と住まい手にとって望ましい生活空間の獲得に対しても、腐心する点が大きかった。

デザイナーの想い

住宅産業にはまちを創る使命と責務がある。とりわけマンション事業は地域環境に与える影響が大きいこと、新築住宅の過半数を占めること(首都圏)などに目を向ければ、社会的自覚無く振る舞うことは許されない。加えて今回は、公共性高い各世代のコミュニティ施設群との複合であり、防災拠点の提供が企図された。「まちは個の集積、個から変わればまちも変わる」ことを信じ、本計画も地域の評価を高めることに努めた。

企画・開発の意義

「公民連携による課題解決型公募モデル事業」に選定された後、半年余りで具体的な事業計画書をまとめ、計画にリアリティを加えることができた。市の期待に応えることで、この新しく生みだされたモデル事業の発展に寄与しえたと思う。その効果に関しては、後段の「企画開発の実績」の項で述べるとおり、待機児童の解消などいくつもの実績に、微力ながら相応の貢献へつながっている。

創意工夫

敷地は二つの異なる性格のまちに面している。北側は、小学校や保育所、戸建住宅が並ぶ住宅地の優しいスケールのまちであり、南側は大型店舗が連続し、駅への向かう大通りとして人や車の通りの多い市街地である。この異なる性格にそれぞれ調和発展させるため、北側に保育施設や提供公園、南側にコミュニティスペースを配して、それぞれの地域コミュニティを育む場と賑わいを添えることを意図した。また、共同住宅のエントランスを南の駅側に設け、まちのにぎわいにつなげると共に、両者をつなぐ防災広場を兼ねた緑の中庭空間へも視覚的につなぎ、奥行きある空間とし手待ちの景観に特徴を加えている。この中庭のデッキ広場は集会室と一体となり、居住者コミュニティの中心的な場である。こうしてそれぞれの性格を考慮した複合的ゾーニング配置により、まちとつながるコミュニティの形成を目指した。

仕様

鉄筋コンクリート造7階建、総戸数93戸(その他に保育施設1戸、コミュニティスペース1戸)、延床面積9,127.81㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

神奈川県横浜市戸塚区

審査委員の評価

特に東日本大震災以降、マンションと周辺地域のコミュニティとの関係に注目する議論が多く見られるようになってきた。本提案は横浜市のモデル事業として、地域の課題解決に資する空間やサービスを可能な限り当該マンション内に準備しようとした意欲的な提案であり、この点が評価された。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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