GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
集合住宅 [ウェリスタワー愛宕虎ノ門]
事業主体名
エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社
分類
住宅・住空間
受賞企業
NTT都市開発株式会社 (東京都)
株式会社日建ハウジングシステム (東京都)
受賞番号
14G100871
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

港区愛宕・虎ノ門地域に計画した地上22階建110戸の分譲集合住宅。オランダ大使館、芝公園、愛宕神社など緑豊かな港区最大の芝風致地区に囲まれた希少な立地である。都心の只中にあり、『自然と触れ合う』『風を取り込む』『風景を取り込む』といった、都心居住における環境との共生を実現できる住空間の提案を試みており、「これからの都心居住と建築ストックとしての超高層集合住宅の在り方」を示す先導的なプロジェクトである。また、地下公共インフラ施設を残して建設するという課題を解決しつつ、地域防災に貢献する崖地の安全性向上と地域の自然と連鎖する緑化再生を実現し、周辺地域と調和した都市景観の形成に寄与した建築である。

プロデューサー

NTT都市開発株式会社 取締役住宅事業部長 北村 明義

ディレクター

NTT都市開発株式会社 住宅事業部 並木 達也、中野 良、山田 忠史

デザイナー

株式会社日建ハウジングシステム 取締役 宇佐見 博之、米丸 陽、鈴木 啓之

利用開始
2014年3月
価格

5,000 ~ 9,000万円台(主な価格帯)

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区虎ノ門3丁目

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

都心の環境と共生する邸。

背景

虎ノ門、神谷町界隈は、虎ノ門ヒルズや愛宕グリーンヒルズ、東京タワーに代表される「再開発による都市的な景」に加え、愛宕神社や増上寺など「歴史を重ねた景」と起伏ある地形が織りなす「自然の景」によって、歴史ある情景と都心に残る稀有な自然とが重なり、深みのある稀少な都市景観を形成している。本応募対象ではこうした都市景観に対するデザインと多様な「景」の享受と環境との共生を実現する住空間の提案を試みている。

デザイナーの想い

都市、自然、住まいの全てをランドスケープとして捉え、ストレートにデザインし表現すること。「都心の景観と碧い空を映し出すファサード」「開放され内外が完全に一体となるエントランスホール」「眺望を確保しながら開放的な暮らしを実現する全周バルコニーを持った住宅」。効率性を優先しがちな都市型分譲集合住宅の可能性に挑戦し、港区愛宕・虎ノ門における、緑と自然の風を取り込む新しい超高層集合住宅のあり方を表現した。

企画・開発の意義

歴史や自然の景が色濃く残る稀少な都市景観の一部となり得る超高層集合住宅のデザイン提案として、周囲の景観に溶け込み、空の碧と木々の緑を映し出す反射性ガラスを採用し、装飾性を排除したファサードとしている。また、利便性や合理性に偏りがちな都心居住の意味を問い直し、環境との共生を実現できる住空間の提案として、ガラス製手摺を有した全周バルコニーの採用と住宅共用部と一体化する既存崖地の緑化再生を試みた。

創意工夫

計画地の地下約6m付近には公共の下水道本管(約2m角)が横断し、隣地のオランダ大使館に面しては老朽化した既存擁壁を含む崖地によって大使館の豊かな緑が断絶されていた。崖地については、既存擁壁の埋設化と建築擁壁の新設により地域災害・土砂崩れに対する安全性の向上を図りつつ、崖地そのものの緩傾斜地化により、起伏溢れる地形豊かな回遊型の庭園として、オランダ大使館の緑と連鎖した野趣あるれる「緑浴の杜(森)」として再生した。更に「緑浴の杜」に対面するエントランスホールには全開放可能な壁面収納型の大型サッシを採用し、住民間のコミュニティ醸成の場ともなる内外空間が一体となった象徴的な空間を創り出し、都心における環境共生のあるべき姿を提示した。また住戸内では、下水道本管を跨ぐためのコーナー柱を無くした構造計画の工夫と、方立の無いバルコニーガラス手摺の採用により、東京タワーを含む多様な「景」の享受を可能とした。

仕様

集合住宅 鉄筋コンクリート造 地下1階地上22階建

どこで購入できるか、
どこで見られるか

港区虎ノ門3丁目

審査委員の評価

都心に残された歴史的自然環境にめぐまれた敷地のメリットを巧みに生かし、周辺地域の価値を下げることなく計画されている点が高く評価できると思います。インテリアも高いデザイン性を感じさせ、特にエントランスホール周辺の豊かな外部環境を取りこんだ空間は魅力があります。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

ページトップへ