GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [ザ・香里園レジデンス]
事業主体名
京阪電鉄不動産株式会社,住友商事株式会社,オリックス不動産株式会社
分類
住宅・住空間
受賞企業
京阪電鉄不動産株式会社 (大阪府)
住友商事株式会社 (東京都)
オリックス不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
14G100864
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

1987年に構想をスタートさせた日本初の2市(寝屋川市、枚方市)にまたがる再開発事業を締めくくる、香里園駅に隣接する複合タワー型集合住宅である。低層部には立地特性を生かした商業施設と住宅共用部を配し、賑わい空間を創出した。各方面からバリアフリーなアクセス動線や、連続する立体的な緑地を確保することで、明るく健康的な共用空間を設けた。高層の住宅部は開放的な住環境を実現するだけでなく、暗くなりがちなボイド型共用廊下、EVホールにも自然光と緑を取り込める健康的な共用空間としながら、省エネ機器の採用や容易なリニューアルを実現できる構造・設備技術を採用し、永く住み続けられる健康的な住まいづくりを目指した。

プロデューサー

京阪電鉄不動産株式会社、住友商事株式会社、オリックス不動産株式会社

ディレクター

株式会社竹中工務店 大阪本店 設計部 河合 哲夫

デザイナー

株式会社竹中工務店 大阪本店 設計部 鞆野 淳司、阪本 泰智

利用開始
2014年3月7日
価格

17,800,000 ~ 66,700,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

大阪府寝屋川市香里本通町8-1

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

再開発事業の最終プロジェクトとして、健康で明るく開放的な、普遍的デザインのタワー型集合住宅の創造

背景

1975年頃、地元住民の既存建物の共同建替検討から始まったこの計画は、日本初の2市にまたがる再開発事業として、香里園駅東地区を少しでも良い街にしたいという、「再開発組合(地権者+参加組合員)」+「市」+「特定業務代行者(竹中工務店)」が三位一体となり、数百回という議論を重ね「香里園ウェルネスガーデン」の名のもと約40年の時間を経て、この「ザ・香里園レジデンス」の完成で、皆の想いが形となって現れた。

デザイナーの想い

免震構造によるシンプルで革新的な構造システムにより成立するこの住宅は、シンプルさから生まれる美しい外観を獲得するだけでなく、コーナー住戸の大開口からは、贅沢な眺望をも獲得した。また、バルコニー空間を住空間の重要なスペースとして位置づけ、外部からの視線を柔らかくカットしながらも、眺望を確保できるグラデーションガラス手摺とし、安心感と開放感を兼ね備えた住空間の縁側スペースとして位置づけて計画した。

企画・開発の意義

低層部の豊かな屋上緑化と、最上階まで続く吹抜に設けた緑が立体的につながり、住む人、訪れる人に心の豊かさを与える。低層部のラウンジには直接緑と外気に触れられるテラスを設けた。太陽光追尾採光装置を設けた吹抜けに面する共用廊下は、多くのタワー型住宅の暗い共用廊下とは異なり、外光と緑にあふれる。バリアフリーの徹底と、緑と光であふれるこの住宅は、心と身体が健康になる住宅、健康的な「終の棲家」を目指した。

創意工夫

再開発エリアは、駅前という好立地でありながらも、昭和20年以前に建てられた老朽化した建物が全体面積の8割近くを占めており、慢性化した交通渋滞、急峻な地形による厳しい歩行者動線、少ない緑地・オープンスペース等、解決すべき問題が山積みの状態であった。 こうした問題に対して、低層3フロアを各方面の道路に設置させ、全ての階を避難階とし、建物に容易にアクセスできるバリアフリー動線を確保した。低層部の中心にはサンクンガーデンを設け、光と緑と人が有機的立体的に結び付き、生活基盤の中心となるよう計画した。 香里園駅東側の山手には、古くから香里園に住む高齢者の方々が大勢住まわれている。そうした香里園を愛する方々の、駅前に住み替えたいという要望が数多く寄せられていた事もあって、健康管理システムの導入やユニバーサルプランの展開等、ハードからソフトまで、健康に永く住み続けられる住宅のデザインを心掛けた。

仕様

敷地面積:2,603.16㎡  建築面積:1,612.36㎡  延床面積:19,533.86㎡ 構造・規模:基礎免震RC構造 一部S造・RC造、地下1階 地上24階 塔屋1階、住戸:151戸、店舗:8店舗 高さ:86.96m

審査委員の評価

ガラス手すりを付したバルコニーを四周にまわしたシンプルなデザインだが、ディテールも丹念に設計されており、丹精な外観を形成している。同時にそれが開放的な住戸内空間を作り出すことに寄与している。また薄暗くなりがちな中央のライトコートもよくデザインされている。設置階も、アプローチから背後の緑が見えるなど、工夫がみられ、タワーマンションのデザインとして、高水準のものとして評価できる。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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