GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
古民家再生 [城下町彦根-江戸後期の町屋のリノベーション]
事業主体名
施主
分類
住宅・住空間
受賞企業
クニヤス建築設計 (滋賀県)
受賞番号
14G100849
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

歴史的風情の残る彦根市中心市街地の花しょうぶ通り商店街に面する、江戸時代後期の町家を次代に継承できるようリノベーションした。

プロデューサー

こにし本店 小西基晴

ディレクター

株式会社鈴竹工務店 鈴木大祐

デザイナー

クニヤス建築設計 代表 武田邦康

詳細情報

http://www.geocities.jp/archi_kuni/top/works16.html

利用開始
2013年9月11日
販売地域

日本国内向け

設置場所

滋賀県彦根市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

建設当時の構造を現し、素材が持つ歴史的な重みを次代に継承する。

背景

江戸時代後期に建設された町家。昭和にも改修が行われたものの現代のライフスタイルで無理なく暮らすことができ、次代に継承できるようなリノベーションを望まれた。

デザイナーの想い

城下町彦根の江戸の時代、賑わいのある町並みで知られた通りも現在は駐車場、アパートなどに変わってしまい歯抜けの町並みとなっている。空き家も多く空洞化が目立つものの、本計画がまちに与える起爆剤となることを目指して街への開放、町並みへの寄与を考慮した。

企画・開発の意義

昭和の改修などで建設当時の姿やダイナミックな架構などは塞がれていた。2階は狭く急な階段でしかアクセスできないことから生活空間として利用できない状況であった。不具合を解消するため一旦スケルトンにした後に構造補強、建物の歪みを正した。使い勝手と次代に継承できる強い空間性の復権を目的とし、周囲に建つ同年代に建設された空き家にも手本となる改修を目指した。

創意工夫

数年前に改修された水回り(トイレ、洗面、浴室、キッチン)には手をつけず生活を豊かにするための大人の上質な空間を求められた。1階は車庫スペースと薪ストーブを中心としたサロンスペースを配置し吹抜けによる開放的な空間を。2階は急勾配の階段で結ばれ物置化していたことから構造材のみのスケルトンにし、大空間として新たに生活空間を設える。長い年月によって重ねられた材料のもつ深みを味わえるようできるだけ素直に見せることで、現代のモダンな空間と調和させることを意識した。 一旦スケルトンにした段階で土台や柱、2階の梁まで到達した白蟻被害が発見され、傾きも大きかった。ジャッキアップして基礎を打ち、土台は全て入れ替え、主要な柱も根継ぎを行い、白蟻被害のあった梁も交換した。高い技術力を要する改修には宮大工が施工を担当した。

仕様

建設年:江戸時代後期、延べ床面積:228.07㎡、改修面積:1F62.60㎡、2F76.94㎡、合計139.54㎡、構造:木造、規模:地上2階

どこで購入できるか、
どこで見られるか

クニヤス建築設計
クニヤス建築設計

審査委員の評価

城下町彦根中心市街地の花しょうぶ通り商店街に面するに江戸時代後期の町屋のリノベーションである。道路際まで個室になっていた1階前面を、土間的なサロンと駐車場に変えることによって、町に開かれたコモン的な空間とし、その奥の和室を客間的な空間としている。生活空間はすべて2階に上げ、一部を吹抜けとすることによって1、2階をつなげ、古い軸組を表わしている。既存建物に大幅に手を加えることによって、現代の生活に合った住宅に変えるとともに、かつての町屋の雰囲気を取り戻した、果敢なリノベーションの試みである。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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