GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
戸建てリノベーション [HOWS Renovation(ハウスリノベーション)]
事業主体名
株式会社リビタ
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社リビタ (東京都)
受賞番号
14G100845
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

日本の滅失住宅の平均築後年数は27年、木造戸建ての建物価値は築20年でほぼゼロといわれる。国の課題であるストック型社会への転換を背景に、戸建てリノベーション事業「HOWS Renovation」では、中古戸建て住宅に修繕及び機能の向上を施し、構造安全性と環境性能が確保された丈夫なハコと、手を入れる余地を残したシンプルで可変性の高い住まいを提案する。事業者自らが中古戸建てを買い取り適切な改修を施し販売することを軸に、更にはユーザーリテラシーを高める活動を行うことで、10年後、20年後を見据えたサスティナブルな日本の住まいのあり方と、本質的に豊かな暮らしの実現を目指す。

プロデューサー

株式会社リビタ 内山博文、吉實健太郎、黒田大志、西川賀子、田中亜沙美

ディレクター

株式会社リビタ 吉實健太郎、黒田大志、西川賀子、田中亜沙美

デザイナー

リツデザイン建築設計事務所 吉田立 + 株式会社アラキ+ササキアーキテクツ 荒木源希、佐々木高之、佐々木珠穂

詳細情報

http://hows-renovation.com/

利用開始
2013年5月28日
価格

40,000,000 ~ 90,000,000円 (価格は物件毎に異なるため参考。)

販売地域

日本国内向け

仕様

土地と建物にゆとりのある木造在来工法2階建て、築20年越えの既存建物を中心にリノベーションを施す。

受賞対象の詳細

背景

2012年3月、国土交通省「中古住宅リフォームトータルプラン」が策定され、ストック型の住宅政策が加速。事業者・住まい手・流通のしくみや資産評価など、其々が課題を抱え未開拓ともいえる中古戸建ての流通市場において、既存住宅の機能・価値を向上させるリノベーションは大きな可能性を秘めている。我が国において最もストックが多く、構造にも手を加えやすく汎用工法の木造在来戸建てを中心に事業を展開することにした。

デザインコンセプト

「自ら丁寧に手を入れる暮らし」

企画・開発の意義

住宅は何十年も使うものなのに、竣工時に100%の完成度を求めてしまえばその後価値が劣化していくのは当然だ。10〜20年かけてゆっくりと完成させていくぐらいでちょうどいいのではないか。自ら住まいに手を入れる楽しみが生まれると、自然と愛着がわき、自らが編集者となって家とのよい関係が築ける。手を入れることへの知識・能力が上がれば、結果的に建物の寿命は伸び、サスティナブルな住まい・社会が実現する。

創意工夫

築年数を経た木造住宅の耐震性や耐久性に対する不安を払拭するため、耐震基準適合証明書取得による新耐震基準への適合や既存住宅瑕疵保険を利用。築20年を超える木造住宅においても、住宅ローン控除等の各種税制優遇の取得を実現。断熱性(省エネ等級3程度)や気密性を確保し環境負荷も低減、構造安全性と環境性能を確保するハコにするとともに、長期修繕計画の目安や住宅履歴蓄積システム利用の提供により建物の寿命を延ばすことができるしくみを構築。住空間は、住まい手自身が暮らしながら手を加え続けられる、シンプルで余白ある空間づくりに努めた。素材は時間を経るごとに味わいを増し、いつの時代も入手ができるものを採用。ウェブサイト「HOWS Renovation Lab.」やイベントを通じ、手を加える楽しみや必要な知識・情報の発信を行い、ユーザーリテラシー向上を目指すプラットホームの構築を行っている。

デザイナーの想い

我々が対象とした中古戸建ては、新築当時、次世代に残すべき文化的・社会的価値を備えた資産となることを意図して建てられたとは言い難く、手つかずのまま放置されているものも多い。デザインにあたっては、企画化され個性が隠されたままであった建物ごとの特性を一から紐解き、今日の住まい手の視点に立ちながら、時代の要請にも応えるべく、永く引き継がれるべき社会資産として新たな価値を生み出すことに注力した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

首都圏中心
株式会社リビタ
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審査委員の評価

近年まで木造戸建て住宅のフルリノベーションは、あくまで建築家による個別事例であり、ストック活用という意味での貢献度は高くなかったと思います。今後、ストック活用をより普及させるという社会的要請に応えるためにも、本提案のような事業性へのスタディは非常に有意義だと考えられます。この事業が新しい住宅のデザインを生み出すプラットフォームとして成長されることを期待しています。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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