GOOD DESIGN AWARD

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年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [行橋の住宅]
事業主体名
個人
分類
住宅・住空間
受賞企業
矢作昌生建築設計事務所 (福岡県)
株式会社千葉工務店 (福岡県)
受賞番号
14G100837
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

この住宅は郊外の古い住宅街に位置し、比較的大きな敷地に建っている。敷地は、過去に床下浸水したことがある場所であった。通常、中庭形式の住宅は風通しや日当りが悪かったり、廊下部分が増えるのでコストアップに繋がる。しかしながら、この住宅は独立した5棟をそれぞれに特色を持つ渡り廊下(内部空間)で繋ぎ、廊下部分は基礎をつくらずに浮かして、通風を確保しながら道路の気配を感じ、床下浸水時の排水をスムーズにして、コストダウンにも配慮している。分棟のボリュームは周辺のスケールと馴染み、塀を設けなくても十分にプライバシーが守られ、近隣への圧迫感を最低限にしている。

プロデューサー

矢作昌生建築設計事務所 矢作昌生

ディレクター

矢作昌生建築設計事務所 矢作昌生

デザイナー

矢作昌生建築設計事務所 矢作昌生

詳細情報

http://www.myahagi.com/

利用開始
2014年4月
販売地域

日本国内向け

設置場所

福岡県行橋市

仕様

敷地面積:334.85㎡(101.29坪) 建築面積:155.68㎡(47.09坪) 延床面積:150.38㎡(45.49坪) 構造・規模:木造2階建て

受賞対象の詳細

背景

敷地は郊外の古い住宅街に位置し、100坪程度と比較的大きい。施主は昔からこの地域に住まれており、顔見知りも多く、プライバシーを確保しながらも周辺に圧迫感を与えない住宅を望まれた。また、この辺りは過去に床下浸水したことがあり、その点を気にされていた。

デザインコンセプト

プライバシーを確保した中庭形式でありながら、塀や柵を用いずに、周辺環境に配慮した住宅を目指した。

企画・開発の意義

通常、中庭形式の住宅は風通しや日当りが悪かったり、廊下部分が増えるのでコストアップに繋がる。本件では、5つの棟に居室を分け、機能をもった渡り廊下で各棟を繋ぐ簡単な操作によって、通風・採光・コスト削減・排水処理・プライバシーの確保を同時に実現している。

創意工夫

それぞれの分棟を繋げる渡り廊下部分は基礎をつくらずに浮かして、通風を確保しながら中庭側から道路の気配を感じることができる。また、渡り廊下は床下浸水時の排水をスムーズにして、基礎を設けないことでコストダウンにも配慮している。分棟のボリュームは周辺のスケールと馴染み、塀を設けなくても十分にプライバシーが守られ、近隣への圧迫感を最低限にしている。

デザイナーの想い

プライバシーを確保する為の中庭形式、周囲への圧迫感を抑えた住宅。2つの相対する問題に対し、居室の分割と、それをつなぐ渡り廊下で解決を図った。結果として、広く、変形した敷地を目一杯活用した、広がりのある中庭を最小限のボリュームで形成し、各棟へ十分な通風と採光を確保している。敷地沿いに、角度を変えて配置した各棟をめぐると、一つの住宅でありながら、多様な体験が出来る.

どこで購入できるか、
どこで見られるか

矢作昌生建築設計事務所

審査委員の評価

都市郊外の古い住宅地に建つ分棟型の住宅である。不整形で角地にある比較的広い敷地に、道路に沿って箱型に納めたリビング、ファミリールーム、納戸と玄関、水まわりを配置し、中庭を囲んだ奥にダイニングキッチンと主寝室の2階建ての箱を配置している。箱相互は基礎のない浮いた通路で結びつけ、通風と浸水時に対処している。分棟配置は周辺のコンテクストに馴染んでいるが、周囲に対してやや自閉的である点が気になる。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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