GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [森の中のセカンドハウス]
事業主体名
施主様
分類
住宅・住空間
受賞企業
有限会社アトリエ・門口 (沖縄県)
受賞番号
14G100820
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

場所は石垣島の伊原間区域にあり前面道路を隔て東シナ海が一望でき、振り返ると斜面に沿って鬱蒼とした樹々が植する敷地に建つ。この樹々を可能な限り残しながら、建物が森の中に埋れ溶け込むよう古色蒼然たる佇まいを試みた。 建物は海側に向け、各部屋から海を一望できるようにしたプラン構成となっている。又、森側の緑豊かな斜面をもう一つの主役とし、リビング/ダイニングから視線を向けると、コンクリート焼杉板模様の横長に穿った開口部から緑を抜き取った絵画のような景色が広がっている。自然環境の破壊を最低限に抑え、この建物がこの森で生きる生き物と同じように潜んで暮らしてきた事に通ずる姿勢を持つ建物であるかのように思う。

プロデューサー

門口 安則

ディレクター

門口 安則

デザイナー

門口 安則

利用開始
2013年1月10日
販売地域

日本国内向け

設置場所

沖縄県石垣市伊原間大浦山1-201

受賞対象の詳細

背景

敷地は石垣島の北東にある伊原間区域。県道79号線を隔て東シナ海伊原間湾が一望でき、振り返ると斜面に沿って鬱蒼とした樹々が植する200坪強の敷地に建つ。 ドイツ人の御主人と日本人の奥様のクライアント夫妻は、東京在住。数年前から温暖な沖縄にバカンスで何度か訪れ、その中でも自然が豊かで珊瑚礁の海が美しい石垣島に魅力を感じ、この島にセカンドハウスを建てることを決意し我々に依頼があった。

経緯とその成果

鬱蒼とした樹々を可能な限り残し建物が森の中に埋れ溶け込むよう古色蒼然たる佇まいを考えた。

デザイナーの想い

スクラップアンドビルドの建築社会において、建築を通し地球について考え破壊した価値よりも新しく建てる建物の価値が大きくなるものを創り続け、自然を想い、地球に緑があふれ、人々に精神的な安らぎを与える建築を創出することをテーマとしている。

企画・開発の意義

石垣島の自然環境の破壊を最低限に抑え、石垣島特有の強い日差しや島風を利用する事や、この建物がもともとこの森で生きてきた生き物と同じように潜んで暮らしてきた事に通ずる姿勢を持つことで、自然と共存し自然と調和するエコロジカル的な建物を考え、今後発展して行くであろう石垣島に建つ建物の在り方を提案できたと考えている。

創意工夫

建物はサンライズが望める海側に向けて、リビング/ダイニング、寝室を配し、浴槽に浸かりながらもその海を一望できるようにしたプラン構成となっている。屋根は海側から森側に向かって低くなるような片勾配とし、ファサードは可能な限り高く大きな開口部とした。それによって海側に向かって長方形の平面と片流れのある建物のプロポーションが形づくられている。この勾配屋根を利用し太陽光設備を導入する事で、太陽光パネルと屋根面の間の空気層による断熱効果や大きな開口部からの通風によりエアコン等の器具に依存しないエコロジカルな設計としている。 また、建物表面のコンクリート焼杉板模様を表現する際に使用した杉板型枠を軒天井の仕上げに再使用することで産業廃棄物の低減を図った。

仕様

用途、一戸建ての住宅。 延床面積、127.44㎡(38.6坪) 壁式鉄筋コンクリート造

どこで購入できるか、
どこで見られるか

沖縄県石垣市伊原間区域

審査委員の評価

非常にシンプルな構成ながらも、石垣島という風土を生かした住宅の提案として、大きくはねだした庇やスリット状の窓など、非常に魅力的な住空間が実現していると思います。素材感を感じさせる落ち着いた仕上げについても、自然の中にある建築としての佇まいに一役買っており、沖縄の住宅建築としてのプロトタイプ性が感じられます。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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