GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2014
グッドデザイン賞
住宅
守谷の家

分類タグ

住宅

事業主体名

有限会社自然と住まい研究所

受賞番号

14G100819

受賞対象の詳細

延床30坪という茨城県では比較的コンパクトな住宅。 南側から遊歩道に緑が繋がる植栽計画とし周辺環境と同化するような住宅にしました。 心地よさに大きく影響を与える温熱環境には空気集熱式ソーラーシステム、薪ストーブを採用、また多様な木製建具や調湿機能をもった内外装材により季節や天候に合わせて住まい手が心地よさを自分で創り出せるしくみとしている。 上記の設備、住宅性能に加え家庭用燃料電池エネファームを使用する事により大幅な消費エネルギーの削減も実現している。

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

プロデューサー

有限会社伊礼智設計室 伊礼智 有限会社自然と住まい研究所 中山聡一郎

ディレクター

有限会社伊礼智設計室 一場由美 有限会社自然と住まい研究所 飯田有香

デザイナー

有限会社伊礼智設計室 伊礼智designer

利用開始

2010/03/01

販売地域

国内

設置場所

守谷市

背景

裏通りに緑豊かな美しい遊歩道を持ち、ハウスメーカーの住宅が建ち並ぶ分譲住宅地である。しかし、この街並みがこの分譲地の魅力のひとつである遊歩道を生かしていないと感じた。当然のように敷地いっぱいに建てた為に表から裏の遊歩道を感じない…そこを繋げる設計をすべきではないか?加えて、住まい手が工務店の経営者であるならなおさら、その地でのあるべき佇まいを考えてみたいと思いました。

経緯とその成果

「環境と応答する家づくり」

デザイナーの想い

自分の夢を家の中に閉じ込める家づくりではなくて、廻りの環境に合わせて家づくりを組み立てていくほうが幸せに暮らせるのではないか?地域工務店は建築家と手を取り合って、そのような価値感を具現化する集団となるべきだと思います。

企画・開発の意義

これからの住宅はいかに環境に寄与できるかが重要になってくる。 町と調和する佇まい、無駄に大きな家に住まないこと、必要な大きさの小さな家を丁寧に設計すること、見えないものもデザインする(空気、熱、手触り・・)ことが大事なのではないか?

創意工夫

表通りと裏通り(遊歩道)を繋げるデザインとして以下の点を意識した。 庭を南にまとめるのではなく、庭を散らしながら、 緑の繋がりが敷地を抜け遊歩道に繋がる。 家を小さく建てて(面積も、高さも)、将来、遊歩道の木々が屋根の上に顔を出し、視覚的にも表と裏が繫がるようにした。 またフルオープンできるリビングの建具を工夫し、プライバシーや断熱性能も確保しつつ外をうまく取り込む暮らしを実現した。 設備ではお湯と電気を同時につくり出す家庭用燃料電池エネファーム、軒先から空気を取り入れ屋根で暖め床暖房する空気集熱式ソーラーや薪ストーブを採用しハイテクとローテクをバランスし消費エネルギーの削減を実現した。

仕様

木造在来工法二階建て 100.8平米 30.45坪

どこで購入できるか、
どこで見られるか

有限会社 自然と住まい研究所
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

古谷 誠章篠原 聡子難波 和彦日野 雅司松村 秀一

評価コメント

家庭用燃料電池エネファームや空気集熱式ソーラーなどの新しい技術を使いつつ、木製のサッシュを多用し、ヒューマンなスケールと素材感を持たせた住まいとなっている。外観も道路側の軒高をおさえた慎ましい佇まいに好感がもてる。また、この家のコンセプトの背景にある、地域の工務店がその場所の特質をおさえた家づくりに注力している点も評価できる。
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