GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
住宅 [無印良品の家「縦の家」]
事業主体名
株式会社 MUJI HOUSE
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社MUJI HOUSE (東京都)
受賞番号
14G100804
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

都市に家を建てる際、その利便性と引換えに、狭小宅地という理由で広さ快適さを諦めていないでしょうか。 「縦の家」は、スキップフロアによりスペースを縦・斜めに使い、三階建てという概念に縛られない、縦横無尽に広がる空間を手に入れました。壁にもドアにも遮られず、階段室さえ居室として取り込み、たとえ北側でも採光の取れる方に大きな窓を設けるなど、物理的にも心理的にも広く明るい空間がそこにはあります。 又外断熱+付加断熱で、Q値1.86(モデル棟計算値)を達成し、日射取得の厳しい都市部でも最低限のエアコン使用で快適に過ごせる性能を持ち、外壁には天然杉板張りを採用するなど、都市型住宅の概念を一新しています。

プロデューサー

株式会社 MUJI HOUSE

ディレクター

株式会社 MUJI HOUSE

デザイナー

株式会社 MUJI HOUSE

詳細情報

http://www.muji.net/ie/tatenoie/

発売
2014年4月
価格

20,700,000 ~ 25,580,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都荒川区

仕様

木造軸組工法(SE構法)3階建て

受賞対象の詳細

背景

2011年より「+AIR」という温熱性能の新しい評価基準を設け、全棟暖冷房負荷計算や、通風シミュレーションを行い、この延長線上として、日照や通風環境の厳しい都市部においても、自然のエネルギーを最大限に活用しながら、温熱的、スペース的な快適性を我慢しなくてよい都市型住宅のかたちをつくれないか、という商品開発がスタートしました。

デザインコンセプト

敷地の大きさや日照条件など限られた環境でも、新しい技術と発想により広く明るく暖かく暮らすこと

企画・開発の意義

1 「木造住宅」であること 2 現行次世代省エネルギー基準以上の温熱性能を模索すること 3 温熱性能を評価するための新しい「ものさし」をつくること 4 古くからの日本人の自然共生の知恵・文化を生かすこと

創意工夫

都市部に家を建てる際のデメリット「狭い、寒い、暗い」を克服し、都市に住む事を謳歌できる家を、デザインと性能の両輪をフル回転させて実現させた。 物理的視覚的「広さ」のために、縦・横・斜めにつながるスキップフロアとし、それぞれのフロアを繋ぐ中央の階段は緩勾配の開放型とし、人の昇降だけでなく、光、空気、視線も通過させ、階段そのものを住空間として取り込むデザインとした。 さらに多くの都市部の土地が南側からの日射取得を期待できない為、「南側に大きな窓を取る」という既成概念を排し、北側が抜けていれば北側に大きく窓を取り、前述の階段経由で家中に光、暖気冷気を行渡らせる仕掛けとしている。 この「緩やかにつながる1室空間」で家全体を均一な室温に保つ断熱性能の為に、外貼断熱+付加充填断熱を採用し、間仕切壁のないスキップフロアを構造的に支えるために、SE構法で一方向ラーメン構造となる「平角フレーム」も採用した。

デザイナーの想い

都市に住む事は魅力的であるが、1戸建ての場合、限られたスペースと日照の厳しい条件が多く、結果都市に住む利便性と引き換えに「狭い、暗い、寒い」を我慢せざるを得ないという常識を覆したかった。しかし、そもそも都市型1戸建てはエコの観点からも合理的ではなく、商品化すべきでないという議論さえあったが、建物デザインの発想を変え、その発想を実現する最新の技術を導入することで、一つの解を出せたと思っている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

無印良品の家 有楽町 家センター、ほか全国の無印良品の家モデルハウス
無印良品「縦の家」

審査委員の評価

外壁の杉材はあくまでも経年変化を楽しむ外皮として、内側の防水壁との役割分担が成されている。内部のスキップフロアは空間を仕切ると同時に、緩やかにつなげることも出来るなど、設計上の明快なルールをつくり、誰でも設計がしやすいよう工夫されたプロトタイプ性が高く評価できる。開口部のひさしはオプションで取り付けることが可能。杉材との間に差し込む形となるなど、細部にもきめ細かい工夫がある。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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