本カーナビは普及価格帯に抑えつつ、32bit D/Aコンバータなどを搭載し、高級カーオーディオシステムでしか実現出来なかった高音質を実現しています。また、高級オーディオを彷彿させる画面デザインとしました。さらに、見やすい地図を実現し、運転中に何度も地図を見る必要がなく、運転に集中しやすい状況を提供しています。これらにより、従来より安全に快適に運転できるカーナビを実現しています。

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三菱電機（株）三田製作所　渡部 秀雄

三菱電機（株）デザイン研究所　松原 勉

2014/10/21

オープンプライス

国内

カーナビでユーザーが最も使用するのが音楽機能で、不満が最も多い機能が地図でした(当社調べ)。いずれも基本的な機能となります。従来、高音質を実現するためには、カーナビに加え、高額なD/Aコンバータ等を別途追加購入する必要があり、画面デザインもオーディオを意識したものはありませんでした。また、従来の地図は情報量が多く、運転中に見て理解するためには、何度も地図を見る必要がありました。

音を楽しめ、見やすい地図を備えたカーナビ

本カーナビを実現するには多くの新技術や大変な労力を必要としました。しかし、ユーザーに満足してもらうことを最優先して開発するよう心がけました。デザイナーと技術者が常にユーザー視点で検討を進めた結果、一見成熟していたかに感じる音と地図という基本機能において、従来のカーナビとは一線を画するものが出来たと考えています。本カーナビを使って、安全で快適なドライブを楽しんでいただきたいと思います。

高級カーオーディオシステムのような高音質を実現するとともに、高音質にふさわしいデザインを提供することで、より音を楽しめる状況を目指しました。また、地図では見やすい地図を実現することで、何度も画面を見る必要がなく、運転に集中しやすい状況を目指しました。これらにより、安全に快適に運転できるカーナビを提供します。

価格を普及機程度に抑えつつ、32bit D/Aコンバータなどを標準搭載し高音質を実現しています。そして、これにふさわしい画面デザインとして、オーディオのトップメニュー画面は高級オーディオアンプのボリュームつまみを彷彿させるデザインとしました。特に色や質感にはこだわり、搭載される液晶画面のデバイス特性を考慮して、高級感が伝わるよう調整を重ねました。地図については、多すぎたコンビニエンスストアなどの施設アイコンの量を厳選するとともに、互いに重なり合わない位置に移動させ、吹き出しをつけて大きく見やすく表示させました。また、ルート近辺の道路ほど濃い色で表示し、ルート確認に大切な情報を際立たせています。さらに、地図画面を広く見せることにも配慮し、従来はバラバラに配置されていた地図上の機能ボタンを半透過にし、整然と配置しました。これらにより、地図の視認性を高めています。

高さ100mm×幅180mm×厚さ184mm