GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
自動火災報知設備・発信機 [リング型表示灯付発信機]
事業主体名
能美防災株式会社
分類
公共用の機器・設備
受賞企業
能美防災株式会社 (東京都)
受賞番号
14G080697
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

センサーにより火災を自動的に検知し建物内に報知することで避難と初期消火活動を促す自動火災報知設備を構成する機器で、人が火災を発見した場合、押しボタンを押すことで手動で火災信号を発信する発信機とその位置を明確に示す表示灯。発信機を小型化し、表示灯を発信機の周囲が点灯するリング型で壁面からすり鉢状の凹形状とすることで、左右の視認性を確保しつつ、発信機の夜間の視認性を向上している。従来、表示灯は設置時に壁面から60mm突出していたが、壁面とほぼフラットにしたことで、建物のデザイン性を向上させたいというニーズに対応。さらに設置状態で凸がないことで接触による怪我や破損がないよう安全面にも配慮している。

プロデューサー

能美防災株式会社 取締役 技術本部長 市川信行

ディレクター

能美防災株式会社 技術本部 第1技術部火報管理課長 橋本洋

デザイナー

能美防災株式会社 研究開発センター 第1感知システム研究室 伊藤達彦

詳細情報

http://www.nohmi.co.jp/

発売予定
2015年3月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

操作性、視認性を向上させつつ、近年の建物デザインにマッチするデザイン。

背景

発信機および表示灯は、自動火災報知設備の機器の中で、ユーザーの目に触れる機会の多い製品でありながらも、25年以上デザインは変わっていない。製品色は消防検定規格にて赤色と規定されており、建物に設置すると平常時でも目立つため、建物のデザイン性に影響をおよぼすことがあった。

デザイナーの想い

火災時のみ使用する機器であるため、「いざと言うときに目立つこと」と「普段目立たないこと」という、相反する要素を実現すべく、デザインに取り組んだ。 2つの機器を同心円状に配置し、スッキリとした印象にするとともに、発信機の周りに表示灯をレイアウトしたことで、発信機の夜間の視認性を向上させた。 また、壁面から突出させないことで、壁面との一体化を図り、内装デザインに調和するように配慮した。

企画・開発の意義

従来、発信機と表示灯は別々に設置され、夜間補助照明が無い場合、表示灯の明かりでは発信機の押しボタン部分が視認できなかった。本製品では、表示灯を発信機の周囲が点灯するリング型とすることで、表示灯の明かりで発信機が照らされ、夜間の視認性が向上した。さらに、設置時の厚みを壁面とほぼフラットにすることで、搬入経路などに設置された場合に誤って表示灯に接触して破損させるなどがない様、安全面にも配慮した。

創意工夫

長くユーザーに認知されている現在のデザイン要素を残したまま、操作性・視認性を向上させ、近年の建物デザインにもマッチするデザインとした点。 表示灯の明かりで発信機を照らすことで、表示灯の目的である発信機の位置を明確に示し、且つ押しボタン部が視認できるようにしている点。 従来の様に表示灯が出っ張ることなく、左右からの視認性を確保した点。

仕様

設置時寸法(mm):Φ116×2.3(D)、単体寸法(mm):124(W)×40(D)×124(H)、質量:約235g

どこで購入できるか、
どこで見られるか

能美防災株式会社広報部
http://www.nohmi.co.jp/

審査委員の評価

消火栓設備を示すための表示灯の突き出しは,空間デザインにおいて些細な箇所ではあるものの,建築ならびに設備設計者にとってちょっとした悩みどころであった。この機器は高輝度光源を用いてリング型・すり鉢状に点灯させて必要な視認性を確保しながらフラットなかたちを実現した。さらに,表示灯と発信器をまとめたことで二つあった要素が一つになり,リング内部に発信器を配置したことで夜間における押しボタンの視認性を確保している。非常時の認知と行動の心理からみて発信器への誘導がより自然なものとなったと考えられる。防災と安全のための設備とシステムの向上を専業としてきた企業ならではの質実な進歩のデザインである。

担当審査委員| 朝倉 重徳   池村 明生   田子 學   樋口 孝之  

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