GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
業務用組合せ理学療法機器 [セダンテ ネオ]
事業主体名
株式会社日本メディックス
分類
研究・教育・医療用の機器・設備
受賞企業
株式会社日本メディックス (千葉県)
受賞番号
14G070611
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

セダンテ ネオは電気刺激により筋肉の痛みを緩和させる干渉波・低周波組合せ治療器です。主に整形外科などの理学療法の中で使用されます。 このタイプは周波数の異なる2つの電流を交差させ、その差でできる干渉領域の低周波で治療を行います。 セダンテ ネオは2つの電流を4極で流すのを基本としながら、3つの電流を6極で流すことができ、干渉範囲を3次元的に広げ、深部まで届いて慢性的な痛みを治療できます。 ベッドの間において2人同時に治療できることを分かりやすくデザインすることで、ケーブルや吸引カップなどの煩雑さを解消し、使いやすくした据置型です。 狭い空間でも配置しやすく圧迫感のない軽快な表情をもっています。

プロデューサー

株式会社日本メディックス朝倉栄一/ 株式会社日本メディックス上岡章紀

ディレクター

株式会社 ジオ取締役 田中浩昭

デザイナー

株式会社 ジオ プロダクトデザイナー 大段聡美

詳細情報

http://www.nihonmedix.co.jp

発売予定
2015年1月
販売地域

日本国内向け

設置場所

病院 整骨院などの医療機関

仕様

本体寸法 幅 538mm 高さ 1295mm 奥行き 510mm 重量 56kg

受賞対象の詳細

背景

急速な高齢化により、機能や動作能力の回復を目的としたリハビリテーションの需要が高まり、理学治療を受ける患者数も増えてきています。病院スタッフは多忙な業務に追われている現状があり、従来よりも手際よく、効果のある治療が安全にできる電気治療器の必要性を感じました。 施術者の立場にたち、「少ない手数操作、わかりやすい表示、収納のしやすさ」などを今一度見直す必要を感じたのがきっかけでした。

デザインコンセプト

・使いやすい配置 軽やかな据置型電気治療器。

企画・開発の意義

導子ケーブル取り回しや操作パネルを、わかりやすく明確にデザインしたことで、作業効率をよくし、作業間違えなどが発生しないようにしました。配置しやすい軽やかな据置型の治療器をつくることで従来導入できなかった狭い治療院でもつかえるようにしました。

創意工夫

煩雑さを感じる理由として電気治療器特有のケーブルの多さがあります。現場で不満がありながら企業側は積極的に解決してこなかった中、セダンテ ネオは改善に取り組みました。まず、左右で絡まないようにケーブルの出発点であるコネクタ差し込み口を本体両端に配置し、先端の吸引カップのトレイに仕切をつけ収納空間を分けました。そして、吸引カップを無造作においても自然にきれいに並び、取りやすくなるようトレイを扇型にしました。また、ベッドの間に設置されるので狭いスペースでも施術がしやすいよう配慮しました。ケーブルは小形化されたスクエア形状にし煩雑さを軽減しました。一番よく使う操作パネルとトレイを手前に出し、触りやすくしました。パネルの両端やコネクタ差し込み部分など削り、二人用を明快にゾーニングし使いやすい軽やかなボディにしました。さらに吸引カップをフラットに薄くしたことで服を着たまま患部につけやすくしました。

デザイナーの想い

充実した機能を使いこなしてもらうには、自然な動きで操作できる分かりやすさが必要と考えています。電気治療器は電気を各部位へ伝えるケーブルが多くあり、よりよい治療のため細かい設定ができますが、それが操作の複雑さを生んでいます。これらを整理して形をつくっていくことがデザインの核になると考え、理屈で積み上げながらも利用者には視覚的な分かりやすさと、再現性のある吸引カップ収納など意識してデザインしました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社日本メディックス 本社 支店 販売代理店

審査委員の評価

整骨院や病院で使われる可搬性の理学療法機器のケーブルや吸引カップのなどの煩雑さを、色や配置に工夫することにより、スマートに解決している。チャンネルごとにケーブルの色を変えたり、吸引カップの専用置き場を工夫し、色や形の面でもすっきりした印象があり、圧迫感が軽減されて、操作部分もケーブルと整合性が取れており、視認性にも優れている。今後は、操作者だけでなく、患者への配慮も加えたデザインのいっそうの向上も期待したい。

担当審査委員| 安次富 隆   内田 まほろ   重野 貴   田川 欣哉  

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