GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
重要パラメータ付き多項目モニタ [ダイナスコープ DS-8200 システム]
事業主体名
フクダ電子株式会社
分類
研究・教育・医療用の機器・設備
受賞企業
フクダ電子株式会社 (東京都)
受賞番号
14G070605
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本製品は患者搬送時に使用することを主目的に開発された生体情報モニタシステムである。ERを含む急性期病棟から重症病棟、国内においては救急車内での使用を想定しており、緊急搬送時の不測の事態に備え、搬送に使用する本体部分にはプロテクタを施し、落下等への配慮を行っている。生体情報計測用ユニットは、先行発売機種であるDS-8500システム(2010年GD受賞)と同じHS-8000シリーズを使用し、画面操作のユーザーインターフェースについてもDS-8500システムで開発されたGUIデザインを継承して操作性を統一している。

プロデューサー

フクダ電子株式会社 開発本部 第2開発部 岡亨

ディレクター

フクダ電子株式会社 開発本部 機構・要素技術部 デザイン課 辻智子

デザイナー

フクダ電子株式会社 開発本部 機構・要素技術部 デザイン課+坂野博行デザイン室

詳細情報

http://www.fukuda.co.jp/medical/products/patient_monitor/ds_8200.html

発売
2013年9月
価格

210万円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

重要生体情報を計測中のユニットを安全かつ確実に搬送する機能とそれを体感できる象徴的な佇まい

背景

これまでは、救急患者をER→オペ室→ICUへと移動させる場合、それに伴う患者データの欠落、患者コードの付け替えなど、重大かつ煩雑な作業を医療従事者に与えていたため、近年、救急現場や院内搬送時に患者の生体情報計測データを連続してシームレスに移動できるモニタリングシステムが求められていた。

デザイナーの想い

生体情報をシームレスに搬送するために必要とされるプロテクタ、ドッキン グジ ョイント、失敗のない操作性などを最小寸法にまとめるため、スタイリングではなく構成検討モデルからスタートし、最終スタイリングは使用環境とのマッチングを考慮した。GUI展開においては、ベースとなったDS-8500システムのGUIからの小面積表示への対応・展開案を尽くしたことで、今後の開発機種への応用の礎とすることができた。

企画・開発の意義

本システムは、先行発売した高機能ベッドサイドモニタDS-8500システム(2010年GD受賞)に含まれる生体情報計測ユニットHS-8000シリーズを装着するこで、救急搬送を含む急性期段階から病棟まで、患者の生体情報計測データをシームレスに搬送することが可能となっている。また搬送用途だけでなく、ベースユニットを利用することにより、通常の設置型ベッドサイドモニタとしても利用できる多用途モニタである。

創意工夫

本システムは救急車への設置も想定していることから、救急車内設置製品に求められる機能性、確実性、安全性に合致したシステム構成を検討するため、開発初期段階からプロトタイピングを繰り返しながら方針を固めていった。患者の生体情報を記録させた計測ユニットを守りながら搬送させるためのガードフレームは表示モニター、バッテリー、機能拡張用電源ユニットなどを組み合わせるドッキングジョイント機能の中心となる。その機能を果たしつつ、プロフェッショナルユーザーからの信頼感と様々な環境とのマッチング、独自の存在性の伝達、基準的な佇まいを目指し形状・構造とカラーリングを決定した。 表示器の画面GUIは、シリーズ先行発売機種であるDS-8500システム(2010年GD受賞)で構築した基本仕様を踏襲しつつ、小型モニターでの視認条件を踏まえた操作性向上を目指し、操作ボタンの大型化や階層表現を工夫して改良を行っている。

仕様

このシステムは表示機、本体、生体情報計測ユニット、ベースユニットの4つのアイテムで構成されている。(サイズ:W270xH275xD180、重量:7kg) 搬送時はベースユニットから外して使用する。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

フクダ電子株式会社 各販売会社
フクダ電子株式会社ホームページ

審査委員の評価

救急搬送時からオペ室、そして病棟までのシームレスな生体情報のモニタリングを目的をした生体モニターである。緊急搬送時などの移動を伴う際のデータの連続性を担保する機器であるため、確実なハンドリングと耐衝撃性能が求められるが、両サイドの特徴的なプロテクターが本製品のコンセプトを象徴するものとなっている。何度か各ユニットの脱着をしてみたが、システムの要となるガードフレームは堅牢で、ユニット同士の結合にも高い剛性感があり、コンパクトながらも頼もしさや安心感を感じた。水平垂直を基調とした本体のフォルムはシンプルで機能を分かりやすく視覚化しており、現場で求められる堅牢性と共に精度感を併せ持ったデザインであると評価した。

担当審査委員| 安次富 隆   内田 まほろ   重野 貴   田川 欣哉  

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