GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
脳外科手術用器具 [脳外科マイクロ剪刀]
事業主体名
株式会社シャルマン
分類
研究・教育・医療用の機器・設備
受賞企業
株式会社シャルマン (福井県)
福井大学 (福井県)
受賞番号
14G070602
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

顕微鏡下で微細な組織の切断や剥離をするための医療用の脳外科手術マイクロ剪刀(ハサミ)である。深部操作を長時間精緻に行う手術において術者への疲労の問題がある。そこで繊細な手術において円滑にストレスを感じることなく、しかも心地よく扱えるマイクロ剪刀を臨床現場の福井大学医学部脳脊髄神経外科菊田教授と連携し開発する。

プロデューサー

株式会社シャルマン 専務取締役 岩堀一夫

ディレクター

福井大学医学部脳脊髄神経外科教授 医学博士 菊田健一郎

デザイナー

株式会社シャルマン メディカル事業部 寳生武明

詳細情報

http://www.charmant-medical.com

発売予定
2014年1月
価格

140,400円 (税込)

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

全長185㎜・重量13.0g、バイオネット型

受賞対象の詳細

背景

医療機器は海外輸入が多く国際競争力は厳しい。日本にはものづくり品質と技術力がある。福井県鯖江産地には眼鏡製造において培った金属精密加工技術、難加工素材チタンの高度加工技術がある。この優れた技術を産学官連携で医療機器製造にフォーカスしグローバルに通用する製品を提供する。そして産地に新たに産業創出をし雇用の活性に努めていくことで北陸ライフサイエンスクラスター活動の活性化になる。

デザインコンセプト

医工連携よってシャープダイセクションに最適な脳外科マイクロ剪刀の具現化

企画・開発の意義

深部操作を長時間精緻に行う手術において術者への疲労の問題解決とスピディーな手術による時間短縮で患者への身体的な負担減。医療機器製造への挑戦を福井大学医学部と連携して実現していく。産地に存在する高度な金属加工や特殊な素材活用を連携していく。それによって産地に技術の絆をつくる。

創意工夫

刃の切れ味とその持続性実現へ素材選定と2枚の刃の擦れ具合と操作しやすい形状、視認性を良くするためのシャフト丸みや細さと剛性、違和感の無いグリップの操作性と切っている感触とそのバネ持続性の重要性を臨床現場である福井大学医学部脊髄脳神経外科菊田教授と何度も試作をし適材適所の製品へ進化させた。メガネフレーム製造開発で培ったレーザ微細接合技術やチタン精密加工技術を駆使し4つの素材で構成される画期的な脳外科マイクロ剪刀で驚異的な切れ味性能を高める為に高硬度特殊鋼を刃先に使用し薄刃仕様、中間部にステンレス、持ち手部に超軽量な純チタン、バネ部に柔軟性に富むチタン合金を採用し、バランス良く仕上がっています。

デザイナーの想い

違和感や不具合を無くし術者の意のままに操作できる心地よさを実現するに技術を繋ぐアイデアとつないでいくという思いが必要である。また医療現場の評価を真摯に受けて粘り強い改良を繰り返すことで製品を進化させていく中で感じる心地よさ。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社シャルマン メディカル事業部HP

審査委員の評価

手にしたとき、その軽さとスムースな動き、美しさに、驚きを感じた。手術時のストレス、疲労を徹底して軽減することを目的に開発されたということだが、手になじむハンドル、絶妙な弾力や動きを実現するシャフトやバネ部、切れる瞬間に衝撃のかからない刃先の処理など、練りに練られた構造とパーツの考え方、それを実現する金属精密加工技術が融合した、緻密なデザインの積み上げに、機能の信頼性はもちろんのこと、「はさみ」という道具から気迫を感じるほどである。命を預かる現場のための、一歩も譲らない高品質、信頼性を体現した、極めて高いデザインと技術が形になったプロダクトであると評価する。

担当審査委員| 安次富 隆   内田 まほろ   重野 貴   田川 欣哉  

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