GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ものづくりデザイン賞

受賞対象名
卓上型会話支援機器 [コミュニケーション・サポートシステム コミューン]
事業主体名
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社
分類
研究・教育・医療用の機器・設備
受賞企業
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 (東京都)
受賞番号
14G070589
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

高齢化に伴い老人性難聴者が増加し家庭や病院、行政などでのコミュニケーションの課題が年々高まりつつあります。 これまでは、難聴者本人が補聴器や助聴機などを装用することで聴こえを改善する方法が普通でした。COMUOON(コミューン)は声を発する側で難聴者が聞き取りやすい音を作り出すことで、70dB程度の中等度難聴者であれば補聴器を装用せずに聴こえを改善することが可能になる卓上型会話支援機器です。 COCOON(繭)型のデザインは音の指向性などの確保しつつ、操作パネルはシンプルなデザインを取り入れ空間に違和感なくとけ込む、やさしくスタイリッシュなデザインが特徴。

プロデューサー

ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 代表取締役 中石 真一路

ディレクター

ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 取締役・クリエイティブ・ディレクター 五百藏 伸祐

デザイナー

KUMAdesign 熊澤 孝之

詳細情報

http://u-s-d.co.jp

発売
2013年12月24日
価格

195,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京大学 医学部、九州大学病院、佐賀県庁、福岡市南区役所

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

スピーカー部を取り外し可能とし、スピーカーの存在感をまったく感じさせないやさしいデザインとした。

背景

補聴器の技術向上はめざましく、補聴器を装用しQOLが向上した人がたくさんいる中で、日本の難聴者における補聴器使用率は14.1%と欧米の使用率にくらべ2倍以上のひらきがある。 私たちは難聴者だけで努力をする機器ではなく「話者側でもできる聴こえの支援方法はないか?」と発想を根本から変えることでコミュニケーション・サポートシステムCOMUOONを開発いたしました。

デザイナーの想い

補聴器は最近、スタイリッシュなものがたくさんでています。しかし、日本の難聴者における補聴器使用率は14.1%と欧米の使用率にくらべ2倍以上のひらきがあります。 「身につけることなく聞こえが改善する機器がほしいという難聴者の方のご要望お答えして、スタイリッシュでかわいい、卓上型会話支援機器をデザインしました。 難聴者の方だけが使用するではなく、みんながちょっと手元に置きたくなるデザインとしました。

企画・開発の意義

「難聴は難聴者本人が解決するもの」という現在の社会における間違いを健聴者に気づいてほしいとの思いで本製品を開発いたしました。 難聴者本人も聴こえにくいことで悩んでいるが、コミュニケーションができないつらさは話をする側も同じであることに研究中に気がつきました。 本製品を使用することで健聴者と難聴者が今まで通りにコミュニケーションが可能となる「聴こえのユニバーサルデザイン」を実現したいと考えています。

創意工夫

コミューンリスニングエンジンは、低消費電力ながら、ピュアでクリーンな音声を生み出します。 オーディオメーカー各社のトップエンドモデルに機に採用されているJRC製高音質オペアンプ「MUSES」を採用、独自のエンクロージャー技術と。オリジナルスピーカーユニット、高性能マイクロフォンの組み合わせにより、難聴者でも聞きとりやすい音を実現、会話や音楽を再度楽しむことを可能とした。

仕様

【利用時】寸法/H:152mm W:138mm D:133mm 【収納時】寸法/H:155mm W:95mm D:95mm 重量:425g 内容積:0.35L 再生周波数帯域:20Hz〜22,000Hz 周波数特性:80Hz〜20,000Hz

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社オフィシャルサイト、COMUOON正規代理店
ユニバーサル・サウンドデザイン オフィシャルサイト

審査委員の評価

私達は視力が落ちれば眼鏡をかけるが、音が聞こえづらくなったときに補聴器を付けるという習慣はまだまだ根付いていないように思う。そこには、日本では補聴器に対する理解が充分に進んでいないという課題が根底にある。この製品は、難聴におけるコミュニケーションの問題に対し、聞く側だけでなく話す側でも支援しようというアイデアである。優しく清潔感のあるフォルムは、必要に迫られて使う補正器具ではなく、むしろ積極的に使ってみたくなるような魅力のあるものとなっている。実際に使用してみると、人の会話がハッとするほどクリアに伝わってくることに驚く。未使用時は繭状に収納され、美しいだけでなく可搬性も考慮されている点も評価できる。本製品のODM先が佐賀県の企業という縁で、佐賀県の健康福祉本部障害福祉課や聴覚障害者サポートセンターとの連携のもと、地域ぐるみで「聴こえのユニバーサルデザイン」に取り組んでいる点にも注目したい。今後の展開に期待したい製品だ。

担当審査委員| 安次富 隆   内田 まほろ   重野 貴   田川 欣哉  

ページトップへ