GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
プログラマブルコントローラ [MELSEC iQ-Rシリーズ]
事業主体名
三菱電機株式会社
分類
開発・生産・製造用の機器・設備
受賞企業
三菱電機株式会社 (東京都)
受賞番号
14G070567
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

MELSEC iQ-Rシリーズは機械装置を自動制御する機器で、当社汎用プログラマブルコントローラ(以降PLC)の次世代フラッグシップモデルです。MELSECブランドは高いシェアを有し、国内では製造業を支えるPLCスタンダード機種として定着しています。MELSEC iQ-Rシリーズでは、熟練者だけでなく未熟練者や海外ユーザーなど多様化するさまざまなユーザーに配慮するユニバーサルデザイン(以降UD)の視点で開発を進め、現行機からのリプレイスが可能なコンパクトサイズでありながら、操作性・視認性を大きく向上し、インタフェースも使いやすさを進化させました。

プロデューサー

三菱電機(株) 名古屋製作所 森田 英昭

ディレクター

三菱電機(株) デザイン研究所 岩本 秀人

デザイナー

三菱電機(株) デザイン研究所 三宅 高徳

詳細情報

http://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/products/cnt/plcr/items/index.html

発売
2014年6月30日
価格

19,000 ~ 680,000円 (ユニット価格)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

UD視点での配慮による、幅広いユーザーが使いやすいPLCの実現

背景

熟練技術者の減少や労働力の流動化により、技術・ノウハウの伝承が社会的に課題となっています。また、新興国産業の発展に伴い、世界的にFA機器の新規ユーザーが増加しています。PLC等のFA機器は専門性の高いプロユースの製品ですが、ユーザーが多様化する中で知識や経験に頼らず簡単・安全に使える製品が求められています。

デザイナーの想い

一般的にPLCなどのFA機器は熟練技術者だけが使用する専用品というイメージが強く定着しており、簡単にするという視点はコンシューマ製品と比較して遅れていました。専門性の高いプロユースの製品ですが、想定されるより多くのユーザーの使いやすさに配慮した開発を行うことで、熟練者を含めたユーザー全体の生産性向上が実現できると考えます。UDは既成概念の突破口になると考え、開発プロセスへの導入を提案しました。

企画・開発の意義

PLCは自動化のための機器ですが、設計・立上げ・運用・保守など人が関わる作業が製品使用の中で数多く存在します。近年、機器の性能・機能は大幅に向上しましたが、人が関わる作業には課題が多く残されており、「人」を中心に考える生産性改善には大きな可能性がありました。UDの視点で使いやすさを改善し、ユーザー全体の作業性を向上させることで、製品の使用サイクル全体での効率化が実現できると考えました。

創意工夫

①前広がりの筐体形状により正面表示・操作部面積を拡大しました。従来機種と同じ設置寸法(背面寸法)で視認性・操作性等の基本的な使いやすさを向上させました。 ②前広がりの筐体形状と大型LED表示部の採用により表示情報量を拡大しました。(従来比最大3.5倍の面積) ③原因究明を容易にする初期診断用LED表示を全ユニット最上段の見やすい位置に横一列に配置、一覧性を高めました。未熟練者でも問題箇所の見当がつけやすくなります。 ④表現力の高いドットマトリクスによる分かりやすい情報表示(エラー情報表示等)を採用しました。 ⑤視認性が良く、誤読しにくいUDフォントによる機能表示を採用しました。 ⑥上下に大きく開放できる扉構造で操作部・配線部アクセス性を向上しました。左右どちらの手で操作してもカバーが邪魔になりません。左右隣接ユニットの部品やケーブルとの干渉も軽減できます。

仕様

基本ベース12スロット使用時の参考寸法・重量 寸法:106H×118.9D×W439 重量:3.32kg

どこで購入できるか、
どこで見られるか

三菱電機株式会社 名古屋製作所

審査委員の評価

表示部分の拡大、操作性を極め、未熟練者や海外ユーザーも含めた、ユーザビリティを徹底している。多くのシェアを持つ現行機のリプレイスを想定し、コントローラー自体は現行機と同サイズ、同レイアウトのまま、文字の大きさや、表示内容の整理、ケーブル抜き差し時の操作性を高めることを改善の中心とした点は、現場でのスムーズな移行と、ユーザビリティの向上を想定した賢明な開発方針であり、交換頻度の高いこの分野の機器のデザインとして高く評価できる。

担当審査委員| 安次富 隆   内田 まほろ   重野 貴   田川 欣哉  

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