GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ものづくりデザイン賞

受賞対象名
回転曲げ疲労試験機 [GIGA QUAD]
事業主体名
株式会社山本金属製作所
分類
研究・教育・医療用の機器・設備
受賞企業
株式会社山本金属製作所 (大阪府)
受賞番号
14G070553
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

GIGA QUADは素材の回転曲げ疲労強度を計測する試験装置。試験には規格の金属試験片を使用。一端を主軸に固定、反対端に錘を吊り下げ試験片に所定の荷重を与えながら回転させ、素材破断までの回転数で疲労強度を計測。他社製品は通常1台の試験機で1本の試験片のみの計測に対し、本機は4本の試験片を同時に計測でき、短時間で多くの試験データを収集可能。更に様々な環境下で試験ができる腐食オプションも一体型標準装備で、従来の自社製品よりもコンパクトにまとめられている。その上、別々に配置されていたスイッチ類をタッチパネル式の1つの操作画面に集約。快適な研究環境で、素材の安全性と信頼性を高める試験機である。

プロデューサー

株式会社山本金属製作所 代表取締役社長 山本憲吾

ディレクター

株式会社山本金属製作所 生産技術部 部長 山本泰三

デザイナー

株式会社山本金属製作所 生産技術部 課長 河合真二、榮淳 + 株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役 村田智明、チーフデザイナー 三上嘉啓

詳細情報

http://www.yama-kin.co.jp/products/gigaquad/index.html

発売予定
2014年10月1日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

試験機使用者の安全性を考慮し、使い勝手が良く省スペース・高効率な試験を実現

背景

近年、地球資源の節約、環境負荷の低減などにより機械構造物の長寿命化が進んでいる。しかし長寿命領域の材料寿命のデータがかなり不足している為、安全設計するための疲労データの蓄積が急務となっている。主に材料開発の研究者が本試験機を使用するため、多くのデータを採取するためには研究開発室と実験室を何度も往来する必要があった。

デザイナーの想い

私たちの身近にあるモノから、機械構造物、医療機器まで、様々な領域で使用される金属の耐久性を計測し、暮らしの安全性、信頼性を向上させるGIGA QUADの社会的な役割は重要です。また、研究機関で直接使用するユーザーに向けても、端正な外観と直観的に使えるインターフェイスで、より快適で心地良い研究環境を実現できる製品を目指しました。

企画・開発の意義

試験機というジャンルで、安全性、使い勝手、効率、精度、価格、見た目を総合的に考慮し設計開発されたものはない。材料業界のニーズ、ユーザーの立場からこれらを満たす試験機を開発する。

創意工夫

可動部分に触れる危険性を考え、保護カバーを採用し、安全性を高めながら一体感のあるデザインを実現。操作パネルにはタブレット端末を用いることで、本機の操作や腐食ユニットオプションの操作もタッチパネルでスムーズに行える。更には無線LANの環境下であれば、金属試験片の破断までの回数(材料寿命)データを手元の端末に転送し、すぐに確認できる為、試験機の前へ行かずとも確認が可能になった。もし、試験中に問題が起きた場合、稼働・停止の状況を一目で確認できるランプが上面に設置されている為、遠くからでも状況を確認できる。本体のカラーリングは重厚なメタリックグレーと深みのあるブルーで、塗料の調色を繰り返し行い理想のカラーへと仕上げた。またディテールの形状や質感を高めることにも注力した。

仕様

機械サイズ:W890×H1260×D1005mm   主軸回転数:1000-5000rpm   同時試験本数:4本    最大荷重:95kg×4箇所   腐食液滴下速度:25段階

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社山本金属製作所
㈱山本金属製作所ホームページ
IPROS 製造業

審査委員の評価

素材の強度試験のための試験装置として、機能性・操作性がよく磨き込まれている。製品外観もさることながら、試験片をセットするための内部構造やその仕上げに対しても、設計者とデザイナーの丁寧な仕事を感じることができる。

担当審査委員| 安次富 隆   内田 まほろ   重野 貴   田川 欣哉  

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