GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
かみこみ検査機 [SLS1000-C2]
事業主体名
株式会社システムスクエア
分類
開発・生産・製造用の機器・設備
受賞企業
株式会社システムスクエア (新潟県)
受賞番号
14G070550
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

かみこみ検査機とは、食品などの包装袋の口を閉じた部分に挟み込まれた異物を検査するものである。 例えば、せんべいを包装機によって個包装する際に、包装袋の口を熱圧着して閉じ、密封する。 熱圧着した部分をシール部と呼ぶが、そこへせんべいの欠片などが挟み込まれる(噛み込む)ケースが多い。 すると密封が不完全になり、食品の鮮度が落ちたり、カビ発生や腐敗などが起きて安全性に支障が生じる。 また、消費者側の品質意識の高まりにより、かみこみ部の見た目の悪さによるクレームも多発するようになった。 品質に対するイメージダウンは、食品メーカーにとって大きな痛手となるため、その対応は急務となっている。

プロデューサー

株式会社システムスクエア 代表取締役 山田清貴

ディレクター

株式会社システムスクエア デザイングループ長 斉藤寿満

デザイナー

株式会社システムスクエア デザイングループ長 斉藤寿満

発売
2013年6月
価格

4,000,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

誰もが簡単に使える、かみこみ検査機の実現。不完全な包装品の流出を止めると共に、検査者の負担をなくす。

背景

従来は、毎分数百個のペースで生産される商品を、人間の目によって検査しており、作業者にとって大きな負担であった。 熟練度や疲労状態によって検査の質がバラつき不良品が流出して問題となっていた。 検査を自動化する試みもまれにあったが、装置を構築した技術者以外は使うことができす、実用性に乏しいため普及していない。 このため、誰もが簡単に、かみこみ検査を行える装置には大きなニーズがある。

デザイナーの想い

使用現場の潜在的なニーズまで汲み取った、容易な操作性の実現を目指した。この分野の検査装置は、平均して15年以上使用される。ユーザーも機械に詳しい人から、全くの初心者 までレベルに差がある。装置の寿命まで様々な人が操作するが、その間ずっと、できるだけ気持ちよく使ってもらえるよう心掛けた。

企画・開発の意義

あらゆる食品は、最終的に包装され、包装が完全であることで安全性が保たれている。 1日に数十万個単位で生産される商品を、人の目によって検査している現状から作業者を解放し、 また、人の目という不確実な検査に代えて、明確な判定基準による正確な自動検査を実現する。 目視検査の作業の過酷さから、部分的な抜き取り検査となっていたものは、全数検査にして安全性を高める。

創意工夫

本装置の操作パネルにおける条件として、十数種類の検査を同時に行う機能に由来する、表示情報や設定項目の多さがある。 使いやすい操作パネルを実現するために、開発過程において試作機を食品工場へ実際に持ち込み、使われ方を観察、意見収集し、 操作パネルデザインの方向性を模索した。 ユーザーからのヒアリングをもとに、表示すべき情報の優先順位や重み付けを行い、デザインに反映し、再度検証を重ねた。最も頻繁にチェックされるトータル検査数、OK・NG品数、歩留まり率などの数値を確認しやすくした。 操作の最も基本となるボタンを抽出して画面下部にまとめ青色で統一、検査状態を示す情報は緑色でまとめ、異常が出ると赤色に変わる。 モノトーンをベースに、意味的に必要な場合のみ最小限に色を使用し、視覚的なノイズを減らすよう努めた。

仕様

寸法/幅810×高1520×奥550mm、重量/100Kg、表示操作部/カラーTFT12.1 inch(タッチパネル操作)、カメラ/モノクロCCDカメラ、処理個数/最大700個/min、電源入力/AC100〜115V or AC200〜240V、消費電力/500VA

どこで購入できるか、
どこで見られるか

FOOMA JAPAN (国際食品工業展)

審査委員の評価

食品の包装袋を閉じる際、口の部分に食品のかみこみがないかを検査する装置。高い精度でつくられたステンレスの筐体は美しく、だれもが簡単に使いこなせるよう現場の声を聞きながら分かりやすくデザインされた操作パネルなど、誠実に問題解決に取り組んでいる姿勢が評価された。

担当審査委員| 山本 秀夫   橋田 規子  

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