GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
シャント抵抗器 [KS-15]
事業主体名
カミテック株式会社+株式会社カミテ
分類
開発・生産・製造用の機器・設備
受賞企業
カミテック株式会社 (青森県)
受賞番号
14G070548
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

再生可能エネルギーの本格的な利用の為には、電力を効率的に利用するスマートグリッドシステムの整備が欠かせません。その際、発電施設や住宅・公共施設の電力変換のた めに大電流の測定機器が必要になります。これらの機器には、電気抵抗の小さな「シャント抵抗器」が必要となります。 本製品は、よりスムーズな再生可能エネルギーの導入に貢献することを目的とし、独自の技術・構成によりこれまでの製品よりも計測の正確性を向上させ、コストを大幅に削減しました。

プロデューサー

国立大学法人弘前大学大学院理工学研究科 教授 佐藤裕之

ディレクター

あきた産業デザイン支援センター 武藤貴臣

デザイナー

株式会社カミテ 代表取締役社長 上手康弘

発売予定
2015年3月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

2011年の震災以降、再生可能エネルギーの利用が注目され、その利用の促進が望まれています。再生可能エネルギーには天候に左右され易い等の特徴があり、発電や蓄電を効率的にコントロールするために、大電流を計測するための「シャント抵抗器」の需要が増すと考えられます。現在の製法では「銅合金の削り出し」などにより材料費・加工費がコストを押し上げる上、放熱が充分ではない場合があるなどの課題が残されていました。

経緯とその成果

スマートグリッド導入促進に相応しい、無駄のない構成。

デザイナーの想い

これからの世代に残せる街づくり、地域づくりの為、再生可能エネルギーの有効活用は非常に重要です。本製品の普及がその弾みになれば幸いです。

企画・開発の意義

2011年の震災を受け、発電のリスク分散を促す、再生エネルギーの研究・導入が活発になりました。 秋田においても、再生可能エネルギー利用への取り組みは盛んであり、風力発電の発電量は国内6位、2019年には日本最大となる地熱発電所の建設計画もあります。「シャント抵抗器」はそのようして生まれたエネルギーを、高精度な計測で無駄なく効率的に利用することに貢献します。

創意工夫

これまでの製品は、銅合金のブロック材を削り、金属板をカシメることにより製作されてきた為、材料費・加工費がコストを押し上げ、価格が高くなる傾向がありました。また、放熱性に課題があり、電流容量に限界があったり、抵抗値が不安定になったりする事がありました。 本製品では、プレス加工により打ち抜き成型した金属板を通電加熱により拡散接合することで、材料の削減とコストの抑制を果たしました。また、表面積を増やしつつ、放熱性に配慮したため、安定した抵抗値での計測が可能となりました。

仕様

定格電流1.5kA, 定格電圧降下60mV

どこで購入できるか、
どこで見られるか

カミテック株式会社

審査委員の評価

今後も社会が向き合い続ける再生エネルギー分野において、必要不可欠なシャント抵抗器の低コスト化と機能性の向上に取り組んだデザイン。削り出しや分散した部品をプレス加工で効率化し、材料の見直し、改善、また形状を工夫することにより、コストの大幅減に加え、放熱性を高め、計測能力もアップした。その効率化の結果は、目立たない部品でありながらも、極めつくした機能美までもを有するデザインとして、未来社会のあるべき姿を影で支えているようである。

担当審査委員| 安次富 隆   内田 まほろ   重野 貴   田川 欣哉  

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