GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
簡易型止水シート [止めピタ]
事業主体名
文化シヤッター株式会社
分類
家具・インテリア用品、住宅設備
受賞企業
文化シヤッター株式会社 (東京都)
受賞番号
14G060520
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ゲリラ豪雨などの急な増水により、建築物の出入り口(ドアやシャッターなど)から水が浸入して、床下・床上浸水の被害が出ている。その対策として従来は土のうが用いられてきたが、1つあたり約20kgと重く、それが多数必要なため設置に手間がかかり現実的では無かった。また使用後は流れ出た土を洗浄しなければならず、商業施設などで敬遠されやすい傾向にあった。そこで当該部位に樹脂製のシートを専用の止め部材で固定することで利便性と止水性能を向上させ、この問題を解決した。特徴は、①スピード設置、②女性でも持ち運びできる軽量設計、③通常はコンパクトに収納袋に詰める、④土のうの10倍以上の止水性能を有していることである。

プロデューサー

文化シヤッター株式会社 商品開発部長 尾登宏幸、課長 中島厚二

ディレクター

文化シヤッター株式会社 商品開発部 課長 中島厚二、係長 大井勝

デザイナー

文化シヤッター株式会社 商品開発部 係長 大井勝、主任 長峰大輔、菅谷展之

詳細情報

http://www.bunka-s-pro.jp/shisui/shisui_01.html

発売
2013年5月7日
価格

196,000円 (上記金額は軽量シャッターへ設置の場合(開口幅3m、止水高さ50cm)の税込標準価格 ※サイズ・納まりにより価格は異なります。)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

スピード設置、軽量、コンパクト収納

背景

近年頻発するゲリラ豪雨など急な増水による建物への浸水被害が増加。また東日本大震災を機に、水害への危機意識は高まっている。しかし市場の止水アイテムは従来からある土のうや止水板が一般的である。土のうは設置に手間と時間が掛かり、止水性能にも疑問がある上、使用後は流れ出た土の洗浄が必要。止水板は、止水性能は良いが保管場所が必要である。そこで土のうより簡単で、保管場所に困らない止水アイテムが必要と考えた。

デザイナーの想い

近年、夏になるとゲリラ豪雨の被害のニュースが増え、いたたまれなくなります。一人でも多くの方に『止めピタ』を知っていただき、使用して欲しいです。本品では止水性能だけでなく、使い勝手まで含めたトータルデザインを考えました。被害を低減できれば、早く日常の生活に戻ることにつながります。私たちはお客様にソリューションを提供し、安心・安全・快適環境を持続的に実現し続ける企業として活動します。

企画・開発の意義

従来の止水アイテム(土のうや止水板など)にある、手間が掛かる・重たい・保管場所が必要・邪魔、といったマイナスイメージを覆す革新的な止水アイテムを創出する。従来品より簡単に手に入れることができ、誰でも簡単に設置できるアイテムがあれば、お客様の大切な財産を今まで以上に守ることができる。

創意工夫

従来の発想では、商品単体で止水し、かつ水圧にも耐える重厚長大な仕様になりがちである。そこで発想を全く換えて開発をスタートした。 水圧に対しては耐風圧性能のあるシャッターやドアに役割を持たせ、止水に関しては『水圧を利用しよう』と考えた。水は隙間があれば浸入しようとする点に着目し、隙間に追随する柔らかいシートを、水圧で押し付けて止水することを思いつき実験を行った。すると面白いように、シートはシャッターやドアに密着し、水の浸入を止めた。シート選定は、ごわごわしてフィットしないもの、シート自体から浸水してしまうものなど様々なシートで実験し、柔らかさ、耐久性を考慮して辿り着いた素材がこの特殊シートである。すべては開発スタート時の“逆転の発想”が功を奏した形となった。使い勝手では、本品は緊急用のため、設置方法を忘れてしまった方を想定。簡単な設置方法とし、設置イラストを各部材の動作部位に記載した。

仕様

本品は、ゲリラ豪雨などの急な増水時に、建物の出入り口であるドアやシャッターからの水の浸入を簡単に対策できる止水シートである。止水高さは50cm、幅は9mまで対応している。通常は持ち運びしやすい幅95cm×直径20cmの専用ドラム型スポーツバックに詰め、重さは最小5kg〜最大20kgである。土のうや止水板といった従来品と比べ、止水性能以外の機動性や収納性にも優れた新発想の止水アイテムである。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

文化シヤッター株式会社 各支店、営業所
文化シヤッター株式会社ホームページ
文化シヤッター株式会社ホームページ内、止めピタについて

審査委員の評価

いつ、どこで発生するかわからないゲリラ豪雨。最近では頻繁に起こり、深刻な浸水被害を起こしている。従来は土嚢が使われてきたが、重く、女性や高齢者ではとても移動ができない。また保管場所や使用後の後始末もやっかいである。そもそも土を調達し、袋に入れる作業だけでも大変。本製品は、樹脂製シートを専用の止め部材で固定することで止水ができる。直ぐに、女性でも設置できる手軽さ、保管性や使用後片づけも考えられている。水圧を利用して止水シートをドア側に密着させようという、逆転の発想がとても斬新である。

担当審査委員| 橋田 規子   五十嵐 久枝   服部 滋樹   吉田 龍太郎  

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