GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
忍び返し [AGx(エージーエックス)]
事業主体名
森田アルミ工業株式会社
分類
家具・インテリア用品、住宅設備
受賞企業
森田アルミ工業株式会社 (大阪府)
受賞番号
14G060519
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

AGx(エージーエックス)は、日本の美しい街並みをコンセプトにした忍び返しAG(2009年発売)の第二弾。 AGと共通のベースを使いながらも、一回り小振りでより普遍的なフォルムを目指した。アルミ押し出し型材を斜めに輪切りすることで、忍び返しに求められる鋭利さと、今までにない豊かな表情を醸し出すというAGシリーズのコンセプトがAGxにも貫かれています。 AGxは、侵入を拒むような×印を緩やかな曲線で構成し、さらに連続して並ぶことで生まれるリズム感により、抑止力がありながらも、厳つい印象を和らげて街並みとの調和を図りました。

プロデューサー

森田アルミ工業株式会社 営業部 プロダクトデザイン課 係長 宇野 健太郎

ディレクター

森田アルミ工業株式会社 営業部 プロダクトデザイン課 係長 宇野 健太郎、 田中 慎一、 河合 進

デザイナー

森田アルミ工業株式会社 営業部 プロダクトデザイン課 河合 進

発売予定
2014年10月
価格

10,000円 (税別)

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

塀の上部(人の手の届かない高さ)

仕様

■サイズ:幅1000mm×奥行60mm×高さ100mm ■重量:約2.0kg ■カラー:シルバー ■素材:本体・ベース/アルミ(アルマイト仕上げ)、 エンドキャップ/AES樹脂 ■使用場所:屋外

受賞対象の詳細

背景

美しい街並みの背景には、美しい建物や外構のデザインがあります。特に歴史ある建物群が作り出す風景は魅力的で、私達の街もそんな魅力ある風景に変えていきたい、そしてそれらを残していきたい、そんな想いが「AGシリーズ」の原点となっています。 そして視覚的な主張の強い「AG」に対し、小振りでニュートラルな「AGx」が加わることで、より良い風景を作るための選択肢が広がると考え、「AGx」の開発に至りました。

デザインコンセプト

忍び返しとしての機能を十分に備えつつも、威嚇的になり過ぎないシンプルで自然な造形を目指しました。

企画・開発の意義

「AGx」は様々な建物や街並みを意識し、風景に自然と溶け込むことを目標としてデザインしています。 建築における外構部分の防犯対策は、完成後に計画されることが多いことから、「AGx」は出来る限り、建物のスタイルに左右されないものとなるよう心がけました。 また景観を損うことなく自邸を守ることは、近隣に十分配慮することができるというメンタル面での価値創造にも繋がると考えています。

創意工夫

「AGx」が目指したのは、小型忍び返しとして十分な防犯機能を備えながらも、威嚇的になり過ぎない、私達が住む風景の中に違和感なく溶け込んでいくようなものでした。 そして日本の街並みとの調和を図る時、古くから忍び返しとして用いられてきた尖らせた竹や木のように、単純な要素で構成された造形が最も相応しいと考え、侵入を阻止するというアイコンの意味も相まって×印という形状に辿り着きました。直線ではなく足元から緩やかに膨らんでいく曲線で本体を構成することによって、刺々しさを抑え、軽やかな印象を生み出しつつも、先端部分はアルミ型材で製作可能な最薄の寸法で押し出すことで鋭さを生み出し、防犯性能を高めています。 また連続して並んだ時の見え方や、侵入者が手を入れにくいような本体の間隔などを検討し、全体の見え方にリズムと一体感を与えつつも、防犯機能を最大限に発揮する配置になるよう細心の注意を払いました。

デザイナーの想い

個々の住宅の防犯機能を満たすだけでなく、忍び返しにも美しさを求めることで、結果として街並みに美しい表情を与えられるのではないかと考えています。 また忍び返しは決して積極的に取り付けたいものではないでしょう。 しかしそれを魅力あるものに変えることで、そんなネガティブな気持ちを払拭したい、 景観だけでなく、そこに住まう人々の気持ちもより良くしたいという想いを持って「AGx」をデザインしました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

お近くの金物取扱店、またはインターネット上の金物取扱店。
森田アルミ工業株式会社

審査委員の評価

忍び返しというと、刺々しいイメージの外観を浮かべるが、本品は、十分な防犯機能を備えながらも、威嚇的になり過ぎないようにデザインを工夫している。古くから忍び返しとして用いられてきた尖らせた竹や木をモチーフとしながらも直線ではなく緩やかな曲線を使うことで、刺々しさを抑え、軽やかな印象を生み出している。連続設置した場合など、最終的に街並みとの調和を図れるところまでを意識している点は好感が持てる。

担当審査委員| 橋田 規子   五十嵐 久枝   服部 滋樹   吉田 龍太郎  

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