GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
前傾姿勢支持テーブル [FUNレストテーブルⅣ]
事業主体名
髙島屋スペースクリエイツ株式会社
分類
家具・インテリア用品、住宅設備
受賞企業
髙島屋スペースクリエイツ株式会社 (東京都)
受賞番号
14G060448
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

『FUNレストテーブル』は手摺とは違い、面に体をあずける事で緊張感や恐怖心を取り除き姿勢を安定させることができます。体の大半をあずけるので臀部の上下動が平易になり、着衣の上げ下ろしやトイレ便座への移乗動作が安全且つ容易にできます。前傾姿勢で座ることで臓器が下がり、腹圧がかかるので排泄が促進されます。また座位姿勢が安定し、介助者は安全を確認後、その場から離れ、次の準備に移ることができ、要介護者は介助者が離れることでプライバシーが守られ、リラックスした状態で排泄をする事ができます。FUNレストテーブルは「快適生活・自立支援・介護負担の軽減」を実現し、排泄の為の良い環境づくりを行うことができます。

プロデューサー

髙島屋スペースクリエイツ株式会社 河原恒志

ディレクター

介護総合研究所 元気の素 上野文規

デザイナー

介護総合研究所 元気の素 上野文規+otobe.design 乙部博則

詳細情報

http://www.ts-create.jp

発売予定
2015年3月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

地球上の、全ての人々が尊厳を保ち、いつまでも自分らしく「生活の主体(排泄=トイレ)」であり続ける。

背景

阪神大震災の被害者になるところだった私は、震災後二次的被災として自殺者と餓死者が多く出た理由が「トイレが足りなかった」という事を聞いて愕然とした。生きるものにとって『食事と排泄』は不可欠でセットなのだ。故に支援も食べる保障をしたならば、排泄の保障も応分にしなければバランスを欠き生きていけない。でもこれは被災地だけの話ではない。日常社会にも被災者が毎日いる。だからこそ『排泄は大切』だと何より思った。

デザイナーの想い

道具が体の一部として…」つまり眼鏡や靴のように生活の武器になれば自立の第一歩になるはず。させるのではなく、条件をやさしくすることで、自分でするにしたい。排泄のあり方は人間としての自尊心を保てるか、崩壊させられるかの分水嶺なので、高齢や障害者になったらオムツで排泄するのは仕方ないと思われていた従来の常識と諦めを打破し、誰もがいつまでも生活の主体(排泄=トイレ)であり続けることを大切にした。

企画・開発の意義

「歳をとってもシモの世話にだけは…」この言葉に象徴されるように、この国には高齢等になると恰も希望がないような、脆弱な人間観や社会観がある。その暗澹たる事象が「排泄=オムツ」です。トイレに行けないのは、筋力やバランス力の低下と言われるが、主たる原因はトイレ環境と道具の問題なのです。本対象は、従来の諦めていた諸問題を解決し、誰もがいつまでもトイレで排泄し続けられる生活と、サステナブル社会を実現します。

創意工夫

高齢者等、足腰が弱くなり、バランス能力が低下し、しゃがむ、立つなどの動作が困難な方の、生理学に基づいた“人間らしい”動作を促し、同時に介護者の精神的・肉体的負担を軽減するために…との両面からFUNレストテーブルの幅、長さ、位置、高さ等を計算し、その事項を満たす安全性と耐久性、そして安心のデザイン。

仕様

W330×D128×H1,172 天板・側板:抗菌ABS、本体:スチール焼付塗装(天板可動式)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

髙島屋スペースクリエイツ株式会社
髙島屋スペースクリエイツ株式会社
介護総合研究所 元気の素

審査委員の評価

スケールの問題や、補助テーブルとして住空間での採用は検討が要りそうなのだが、バリアフリーの一つの解決へと向かう可能性を秘めている。補助テーブルに身を乗り出し、前後の体重移動によって、より安心なポジションを確保している。排泄時の姿勢を徹底的に検証した結果の解答だと思われる。

担当審査委員| 橋田 規子   五十嵐 久枝   服部 滋樹   吉田 龍太郎  

ページトップへ