GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
水中トランシーバー [ロゴシーズ]
事業主体名
山形カシオ株式会社
分類
個人・家庭向け情報機器およびその周辺機器
受賞企業
山形カシオ株式会社 (山形県)
受賞番号
14G050423
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

今までのダイビングは沈黙の世界だった。ハンドシグナルや筆談でコミュニケーションするしかなかったのだ。ロゴシーズ(Logosease)は、そんなダイビングの世界に「会話」を創り出した。レギュレータを咥えたままの会話は、骨伝導のマイクとスピーカーで実現している。本体は、ダイバーが普段愛用している器材と干渉することなく、マスクストラップに取り付けるだけで使用可能だ。コンパクトな一体型、スイッチレス、ケーブルレスにこだわり、防水性やメンテナンス性に優れた構造だ。ダイバー同士が声でコミュニケーションできる安心感、その場で驚きや発見を共有できる感動、今までなかった全く新しいダイビングスタイルを提供する。

プロデューサー

鈴木 隆司

デザイナー

伊澤 和宏

詳細情報

http://logosease.yamagata-casio.co.jp/

発売
2013年1月18日
価格

59,800 ~ 76,000円 (上位モデルは¥59800(/1台)。普及モデルは¥76000(/2台)。)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

レギュレータを咥えたままで会話ができ、駆動部が無くケーブルレスで他の器材と干渉しない。

背景

新規事業企画を命じられた企画者が様々なネタを探すも、なかなか良いものが見いだせない。そんなときに、当時10才になる娘がダイビングをしたいと言い出した。親子でダイビング講習を受けてみると水中は全くが会話出来ない世界だった。ダイビングで会話が出来れば安心と感動に寄与すると確信。ニッチだが趣味性の高い市場、競合が全く存在しないこと、参入障壁が高いこと、そして適社度が高いことから、事業化を決定した。

デザイナーの想い

水中に限らず、声でのコミュニケーションは意思の疎通を図る上で非常に重要である。そして、危険が伴う水中においては、その重要性は陸上以上であると思う。例えば、水中で「おーい」というたった一言が離れた相手に伝わるだけでも、世界は変わる。Logoseaseで、全てのダイバーに安心と感動を提供したい。

企画・開発の意義

既存のダイビング用通話装置にレジャー用は無く、業務専用の大掛かりで特殊な装備の物が全てであった。それが大きな壁となり、レジャーダイビングに水中での会話が浸透することは無く、水中での会話は「特殊なもの」として認識されていた。特殊な装備をする必要がなく、普段自分が使い慣れている器材のまま水中での会話が実現できればそのハードルは低くなり、″言葉”を導入しやすくなると考えた。

創意工夫

マスクストラップに装着するだけ、というシンプルな構造を実現した。送信側は、骨伝導マイクによって音声を採取し、それを変調して超音波で送信。受信側は、超音波を受信し復調して骨伝導スピーカーにて相手の音声を流す。これらが、手のひらに乗るサイズの一体構造でコンパクト化&軽量化し、ユーザーが装着によるストレスを感じないように設計した。本体は、ケーブルレス・スイッチレスとし、防水性能とメンテナンス性を高めた。これにより、既存のダイビング器材との干渉もなく、Logoseaseをつけるだけで水中での会話を実現した。レジャーダイビング向けの機器であるので、高い量産性、高い品質、そして、商品価値に見合う価格も重要である。民生の電子機器の設計技術、生産技術を流用し、民生レベルの商品とした。付加機能も、音声を認識して送受信を切り替えるハンズフリー機能や、水中の音声を録音するボイスレコーダー機能など、充実している。

仕様

・サイズ:89.0mm×41.0mm×44.8mm ・重量:約107g ・耐水圧:55m ・使用温度:0℃〜40℃ ・チャンネル数:3(A・B・C) ・周波数:Aチャンネル・・・32kHz USB Bチャンネル・・・36kHz USB Cチャンネル・・・40kHz LSB ・最大通信距離:50〜100m(透明度の良い、静かな海で対向した場合)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

mic21 横浜本店・梅田店・池袋店・名古屋店・那覇店・新宿南口サテライト店・福岡店・品川店・船橋店
ダイビングショップ mic21

審査委員の評価

今まで沈黙の世界だったレジャーダイビングの世界に会話をもたらし、安心と楽しさを届ける画期的な製品である。骨伝導マイクとスピーカーを通して超音波を使って送受信して会話する仕組みに代表されるテクノロジーと製品のマッチングのさせ方や、ケーブルとスイッチを無くして、防水性能とメンテナンス性が高めながら他の器材と干渉しないように設計されている点などの作り手の創意工夫によって、的確に使い心地というベネフィットがもたらされた優れたデザインである。

担当審査委員| 櫛 勝彦   色部 義昭   鈴木 元   松井 龍哉  

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