GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
デジタルカメラ [dp Quattro]
事業主体名
株式会社シグマ
分類
個人・家庭向け情報機器およびその周辺機器
受賞企業
株式会社シグマ (神奈川県)
受賞番号
14G050396
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

シグマdpシリーズは、フィルムライクな層構造ですべての光情報をそのまま取り込める世界唯一のセンサー、Foveonを搭載している。垂直色分離方式センサーが生み出す圧倒的に豊かな色の階調は、目で見る質感と同質の表現力を持ち、単調なモノトーンのグラデーションであっても、破綻なく色再現する事が可能である。 あらゆる構成要素を徹底的に検証し直し、シグマの哲学である「作品づくりのためのカメラ」への方向性を先鋭化させ、本格的な芸術表現をより身近にするための本質性能だけに特化して磨き、生まれたのが、dp Quattroシリーズである。

プロデューサー

株式会社シグマ 代表取締役社長 山木和人

ディレクター

イワサキデザインスタジオ 岩崎一郎

デザイナー

イワサキデザインスタジオ 岩崎一郎

詳細情報

http://www.sigma-global.com

発売予定
2014年6月27日
販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

dp1 Quattro : 19mmレンズ搭載 161.4mm(幅)×67mm(高さ)×87.1mm(奥行) 重さ425g dp2 Quattto : 30mmレンズ搭載 161.4mm(幅)×67mm(高さ)×81.6mm(奥行) 重さ410g dp3 Quattro : 50mm レンズ搭載161.4mm(幅)×67mm(高さ)×101.8mm(奥行) 重さ465g

受賞対象の詳細

背景

大型センサーを搭載した高級コンパクトカメラの市場は比較的堅調であるが飽和状態になりつつある。 シグマは大型センサーを搭載したコンパクトデジタルカメラのパイオニアであり、3代目にあたる次期dpシリーズは如何なるカメラであるべきか? 新開発の「Foveon X3 Quattroセンサー」の搭載を基軸としたまったく新しいdpシリーズを提供する。

デザインコンセプト

新開発「Foveon X3 Quattroセンサー」を基軸とした、dpシリーズの再定義。

企画・開発の意義

光学技術や画像生成プロセス、そしてそれらが生み出す高精細かつ豊かな像質において極めて独自性の高いdpは、いちカメラというよりも「dp」という存在だ。 この観点から写真撮影の基本動作、機構設計、GUI、意匠などのあらゆる構成要素を見直し、dpの哲学である「作品づくりのためのカメラ」を再定義した。

創意工夫

比類なき高画質を実現するため、ノイズの発生源となる熱の影響を如何に抑えるか。 デジタルカメラとしての最適な撮影スタイルとは。 根強いdpファンの期待を裏切らず、新しいユーザーを獲得できるdpとは。 このような技術面、デザイン面の必然性の積み重ねを最適化するために、設計者とデザイナーが相互に提案、改善を行っている。 熱の発生源となる電子基板やバッテリーを可能な限りセンサーから遠ざけるレイアウトを取るため、センサーをレンズ鏡筒近傍に配置し、薄型化されたボディに電子基板を集約。右端後方に張り出したバッテリー室兼グリップを右手でホールドし、左手でレンズ鏡筒を支えることにより、自然と撮影者が被写体と向き合う最適な姿勢が取れるよう工夫した。 このような必然の積み重ねが、結果として今までのカメラには無い独自のフォルムを形成している。

デザイナーの想い

dpは片手でサクサク撮るカメラではない。スケッチを描くように、イメージに沿って丁寧に描写するカメラだ。画質を追求し、それを引き出す分の技術は人に委ねられる正統派で純粋なカメラ。カメラ本来の欲求に忠実に向き合えば、圧倒的な画力で応えてくれる。dp Quattroはそんなdpの哲学に従い突き詰めた先に見つけた一つの解答である。簡単便利全盛の時代、人とものの在り方を見つめ直す時期にきているのではないか。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

国内主要カメラ量販店及び、海外約80カ国の販売店にて展開。
SIGMA Online Shop

審査委員の評価

コンパクトデジタルカメラの世界に新しい基軸を打ち出したデザインに評価が集った。これまで何処にもない横長フォルムと高性能レンズの構成は実は両手に構えるとしっかりと被写体を捉える事が出来る。(バッテリーが収まっている)右手用のグリップは手にしっかりと馴染む。そして横長の分、背面の液晶モニターが指に邪魔される事がなく、親指で操作する背面の4つのボタンは余裕ある配列で使いやすく美しい。このフォルムが生み出した液晶画面とインターフェースの見やすさも評価が高かった。絞りや露出補正のダイヤルも指と一体感のある設計。なによりカメラのデザインをプロダクトデザインとして再定義した意義あるデザインである。

担当審査委員| 櫛 勝彦   色部 義昭   鈴木 元   松井 龍哉  

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