GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
こね鉢 [木粉こね鉢 銀溜外黒漆]
事業主体名
有限会社 中村豊蔵商店
分類
生活・家庭用品、キッチン用品
受賞企業
有限会社中村豊蔵商店 (福島県)
受賞番号
14G030176
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

和のイメージが強いそば道具。会津伝統の技術で磨き上げた銀色と、厚みのある縁を漆黒で仕上げることで、落ち着いた独特のコントラストが味わえる。見た目の美しさに加え、熱処理を行うことで塗りの密着性が増し、耐久性が向上するため、熱湯を使った水回しでも末永く使用できる。また外側の渕に段差をつけ、持ち上げやすいように設計。従来より質の高いこね鉢に仕上がった。

プロデューサー

中村 啓介

ディレクター

中村 啓介

デザイナー

中村 啓介

詳細情報

http://www.toyozo.com/

発売
2001年1月1日
価格

25,920円 (*表示価格はサイズ尺8φ54cmの価格。二尺φ60は42,120円(税込))

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

会津 中村豊蔵ショールーム

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

使いやすく、衝撃に強い。いぶし銀が映える内側を漆黒で包み込むイメージは、華麗さと耐久性が両立する。

背景

一鉢・二のし・三包丁と言われるほど、最初の工程であるこね鉢の作業は、その後の工程にも響く作業のため、大変重要である。木粉とフェノール樹脂を混ぜ圧縮し整形した素地に、漆塗りを施したことで、木製をくりぬき加工した木鉢と比べてコストを抑えることができ、より幅広い層にご使用いただいている。

デザイナーの想い

毎日使用するものだらこそ、行き過ぎた装飾を避け飽きが来ない、素朴で、上質なデザインに仕上げた。表面の仕上げは、粉が付きにくく、手入れが楽になるよう滑らかに磨き上げた。表面の水に濡れたような艶やかさはそのためである。使い手の喜びをイメージし製作したこね鉢は、ユーザーの期待にこたえられる上品な完成度である。

企画・開発の意義

木粉樹脂こね鉢にはウレタンが主流ですが、あえて漆塗りにこだわった。熱処理した漆塗りは、塗りの強度がウレタンより強く、ウルシオールの成分により抗菌効果もある。また若い年代の方にも蕎麦打ちに興味を持っていただけるよう、伝統である黒内朱(内側が朱)塗りではなく、驚きと意外性がある銀溜で仕上げました。

創意工夫

400年の伝統ある会津塗りは、今や多彩な色を出せるようになり進化し続けている。銀溜めは今後の漆の可能性を広げる技法であり、今以上に多色の組合せも含め、普及できる体制に努めたい。 そのため、こね鉢のサイズと形状は、使いやすさと資源を無駄にしない、両面から設計を見直しました。形状を底広で重心を下げることで、安定感がある。また落下防止のため、渕の部分に帯状の段差がある。

仕様

木粉と樹脂を混ぜ合わせ圧縮整形したこね鉢を漆塗りで仕上げた、汎用性の高いこね鉢。 サイズ:尺8 直径φ54×高さ14cm  重さ:4.8kg  二尺 直径φ60×17cm 重さ7.4kgの二種類  材質:木粉+フェノール樹脂  塗装:銀溜外黒漆仕上

どこで購入できるか、
どこで見られるか

会津中村豊蔵 ショールーム
頑固そば道具 会津中村豊蔵

審査委員の評価

そば打ち人口は年々増え続けており、素人蕎麦打ち段位認定試験というものまで開催される。そのオフィシャルこね鉢となったのが本製品である。木紛とフェノール樹脂を50%ずつ配合し圧縮成形をした生地を漆で仕上げた製品である。価格を抑えるための思い切ったプロダクションの改革と、堅牢さ故に天然漆を採用し、会津塗りの伝統技術を用いながら、銀溜めという新しい表現に挑戦するなど、意欲的な開発姿勢が高い評価を受けた。

担当審査委員| 山本 秀夫   池田 美奈子   佐藤 弘喜   須藤 玲子  

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