GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
重箱 [3.5寸マス重]
事業主体名
株式会社桃園クリエーション
分類
生活・家庭用品、キッチン用品
受賞企業
株式会社桃園クリエーション (東京都)
受賞番号
14G030167
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

漆器。日本人なら、特別な日に使う格の高い器という意識があります。しかしながら、私たちの提案する3.5寸マス重は、特別な日だけの為の道具ではありません。10.5センチ四方の小さな空間が、使い手によってあらゆる表情を見せます。お正月をはじめとするハレの日、そして普段の食卓を囲むケの日にも活用頂けます。1人分のチラシ寿司や、茶会の菓子入れ、カラフルなマカロン、佃煮などの食品はもちろん、花器としても優秀です。細部まで手仕事にこだわったシンプルな設計、12色の選べるカラー。あくまでも使う人が主役です。ライフスタイルやテーブルシーンに応じて、どうか自分らしいテーブル空間が創造されますように。

プロデューサー

株式会社桃園クリエーション OJIGI TOKYOディレクター 大住尚子

ディレクター

株式会社桃園クリエーション OJIGI TOKYOディレクター 大住尚子

デザイナー

株式会社桃園クリエーション OJIGI TOKYOディレクター 大住尚子, あたかや 安宅洋二

詳細情報

http://www.ojigi.jp/products.html

発売
2013年5月
価格

3,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

3.5寸マス重 【素材】木製素地 ウレタン塗装 【サイズ】10.5x10.5x5cm 【産地】福井県 鯖江市

受賞対象の詳細

背景

日本の伝統工芸のひとつに挙げられる越前漆器の産地、福井県鯖江市では漆産業に従事する職人や問屋は深刻な後継者不足、メーカーの参入による価格競争により、廃業される方が少なくありません。そうした現実に直面し、日本の誇る技術を生産者とは違う視点とITの技術を活かし、日本のみならず世界中の人に発信することで、地方の産業にフィードバックしたいという想いからものづくりをスタートしました。

デザインコンセプト

「用の美」の理念に叶う生活の道具であり、使う人によってあらゆる可能性を生むベーシックな箱であること

企画・開発の意義

特別な日だけに使い、普段はしまい込んでしまうのではもったいない!日本の器として、歴史と機能美を備えた重箱を、個々のライフスタイルに日常的に取り入れることを提案しました。手仕事の息吹を感じながら、自分らしい使い方を楽しみ、重箱という道具の新しい可能性を感じてもらうこと。そのことにより、真摯にもの作りを行う産地やクラフトマンへの関心を高め、産地産業の継続と発を担う活動を目指します。

創意工夫

しまい込んでしまう伝統工芸品ではなく、テーブルウエアとして手にとって頂く為に。アンケート調査を実施し、重箱に対するネガティブなイメージの上位を占める点をクリアすべく制作しました。「お手入れや保管が難しそう」、「絵柄が好みでないものが多い」「正月以外必要ない」。ユーザーから圧倒的に多い3点をクリアすべく、ウレタン塗装を採用し、普通の磁器と同じように家庭用洗剤で洗浄し、保管することを実現。また、「和」のイメージが強すぎる蒔絵などは一切施さず、より現代の食生活やテーブルライフにマッチするシンプルなデザインを採用しました。また、使い手の好みやテーブルシーン、季節によって「選ぶたのしさ」を提供する為、多種なカラー展開をご用意。また、重箱のベースとなる素地においても、既存のabs素地ではなく、木製素地を使用することにより、蓋の裏面、重箱の底面、厚みなどに木質素地ならではの品を持たせてあります。

デザイナーの想い

日本には美しいものが沢山あります。古来より受け継がれた様式、技術、四季にちなんだ文化の数々。いずれもクラシカル且つコンテンポラリーな美しさを湛えています。そうしたものに対峙し日々ものづくりを繰り返す日本の職人達が生み出すものは、実直で繊細です。わたしたちが提案する10.5センチ四方の小さな重箱を日々の生活に取り入れることで、職人たちの息吹を感じながら、重箱の新たな魅力を発見して頂くことが願いです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都千代田区東神田2-9-2 第2坂本ビル2F
OJIGI TOKYO
ジオクラフト楽天ショップ

審査委員の評価

漆器の重箱という伝統的な道具を、今日の生活に違和感なく取り入れることを可能とする魅力的な製品となっている。伝統に固執することなく、技法や機能を現代の視点から見直しており、製造過程にウレタン塗装を取り入れる一方で、木製素地であること重視するなど、明確な思想が感じられるデザインである。カラーラインナップにも現代の生活にふさわしいセンスを感じる。

担当審査委員| 山本 秀夫   池田 美奈子   佐藤 弘喜   須藤 玲子  

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