GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ぐい飲み [喜泉]
事業主体名
有限会社 四津川製作所
分類
生活・家庭用品、キッチン用品
受賞企業
有限会社四津川製作所 (富山県)
受賞番号
14G030147
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

Guinomi Sake Cup は「木」と「金属」を組み合わせたスタイリッシュでユニークな“ぐい呑み”です。ベース部に適度な重みのある「真鍮」を用いる事で、木杯に斬新かつ安定感のあるプロポーションを可能とした。 高岡銅器と山中漆器のろくろ職人など、日本が大切に培ってきた伝統工芸の職人技のコラボ、Kisenが企画制作した。水目桜と真鍮。木の優しさと金属の落ち着き。柔らかな口当たりと心地よい重量感。木と金属のぐい呑みは、味覚を超えた感性を刺激ながら、素敵で寛ぎの時を演出する。日本の優れた職人技を、地方からデザインとともに世界へ発信していく。そんな願いを込めて開発した商品です。

プロデューサー

四津川製作所 代表取締役 四津川 元将

ディレクター

四津川製作所 kisen-ブランドプロデューサー 四津川 晋

デザイナー

四津川製作所 kisen-ブランドプロデューサー 四津川 晋

詳細情報

http://Http//www.kisen.jp.net

発売
2014年5月1日
価格

8,000 ~ 10,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

三越銀座店、高島屋日本橋店など

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

酒を呑む際の、柔らかな口当たりと心地よい重量感。相反する木と金属の素材機能をうまく活用したデザイン。

背景

高岡銅器メーカーの弊社は、今まで生活様式やニーズに合わなくなった伝統工芸品を多く排出してきた。しかし、近年、大量生産品では得られない価値を職人の手仕事などに見出す人が増加、高岡でも自社技術にデザイナーの感性を活かした商品開発も活性化している。自社工場を持たない弊社は、自社の企画力と商品開発能力を磨き、今のライフスタイルに合致した商品開発を行い、金属の良さと職人技を根底に新たなものづくりに挑戦した。

デザイナーの想い

Guinomi Sake Cupは、木杯の弱点である軽さを、真鍮を用いる事により解消する事に成功しました。木杯はその軽さ故に日本酒との愛称が良いにもかかわらず、なかなか使用される機会がありませんでした。伝統産業の生産設備や職人の特性を知り尽くした地元(自社)デザイナーだからこそ、可能としたデザインといえます。kisenで呑む美味しいお酒を、より多くの日本酒愛好家の皆様に楽しんでいたければ幸いです。

企画・開発の意義

従来型の伝統産業は、高い技術を持ちながらも販売額は減少。これに伴って技術力ある職人も減少の一途にある。私達は職人のものづくり=日本の製造業の支えだった時代を回顧し、失ってはいけない職人技術にスポットをあてて、伝統技術とデザインで新しいものづくりを提案する。kisenは産声をあげたばかりですが、今後も、多くの職人とコラボしながら、国内のみならず世界へ、日本のものづくりを発信していきたいと思います。

創意工夫

商品開発にあたっては、職人さんと弊社のデザインチーム、それぞれに課題がありました。デザイン面では、真鍮ベース部と木杯部の重量感や大きさ、バランスが重要となり、そこでkisenでは、3次元CADを一から学び、体積計算を踏まえた設計を開始。なかには、定重心でないと叶えられない形状をとったぐい呑みもあり、何度も試作やテストを繰り返し調整した結果、丁度ころあいの良い商品に仕上がりました。特にFUJIは金属がおもりとして効いていないと実現不可能な形となっており、シンプルで存在感際立つ、良いデザインとなったと自負しています。技術面では、着色では、伝統技法を基板により新しい表現手法を模索。ろくろ加工においても、金属パーツに匹敵する精度が必要なため、金属パーツとの接合精度を高めることに職人さんにご苦労いただきました。また、適度な薄さにより、冷酒だけではなく、ある程度の熱燗にも対応することも可能とした。

仕様

kisenのGuinomi Sake Cupは木と金属で構成された新しいコンセプトの酒器です。「真鍮」がユニークなフォルムと適度な重量感を実現しています。山中漆器のろくろ職人と高岡銅器の着色職人の技の競演による製作。日本酒をもっとスタイリッシュに楽しみたい世界中の方に向けてデザインしています。 仕様:水目桜・真鍮、 食器用ウレタン、高110mm(Tall) 50mm(Short)容量35〜75cc

どこで購入できるか、
どこで見られるか

銀座三越、 日本橋タカシマヤ、 東京大丸、 dinos オンラインショップ
銀座三越
日本橋タカシマヤ
dinos オンラインショップ

審査委員の評価

倒れてしまいそうな軽やかな外観と手に持ったときに実感するずっしりとした安定感、杯の上部の伸びやかさと、凝縮された足下のコントラストが面白い。人は味覚や嗅覚を鋭く働かせて酒を楽しむが、この木杯は、さらに意外性のあるコントラストで視覚と触覚を刺激する。重さも質感も対照的な水目桜と真鍮を大胆に組み合わせることで繊細な感性の造形を生み出した。それを支えるのが高岡銅器と中山漆器のろくろ職人の技であり、伝統を現代生活になじませる優れた挑戦と言える。

担当審査委員| 山本 秀夫   池田 美奈子   佐藤 弘喜   須藤 玲子  

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