GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
非常電源システム [サイクルシェアリング用電動自転車のバッテリーを活用したモバイル非常用電源]
事業主体名
野村不動産株式会社+三菱商事株式会社
分類
公共のためのサービス・システム
受賞企業
野村不動産株式会社 (東京都)
三菱商事株式会社 (東京都)
受賞番号
13G141152
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

シェアリング用電動自転車バッテリーを停電時のモバイル非常用電源として活用するシステム。これまでも集合住向けサービスとして非常電源コンセントを導入することはあったが、シェアリング用電動自転車のバッテリーをモバイル非常用電源として利用するシステムは日本初。平時は太陽光発電による電気を蓄電池組込式宅配ローカーに供給しシェアリング用電動自転車のバッテリーに充電し環境負荷を低減、停電時は電動自転車のバッテリーを太陽光発電を利用した繰り返し使用可能なモバイル電源とし、集会室等の共用部での利用の他、各住戸における携帯電話等情報端末の充電やタンクレストイレや簡易な生活家電の使用が可能となる。

プロデューサー

野村不動産株式会社 住宅事業本部 事業開発一部長 河野智徳+三菱商事株式会社 開発建設本部 都市開発事業部長 高橋澄人

ディレクター

野村不動産株式会社 住宅事業本部 事業開発一部 鎌田恭享+三菱商事株式会社 開発建設本部都市開発事業部国内開発チーム 菊池徹

デザイナー

株式会社フルタイムシステム 代表取締役社長 原幸一郎

詳細情報

http://www.fts.co.jp

発売
2013年4月1日
価格

52,500円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

本システムにより、電動自転車のバッテリーはモビリティのある移動型電源となる。これにより、入居者は集会室等の共用部にて使用する事はもちろん、居住者が住まう住戸部分においても利用が可能となる。スマートフォンやラジオ等の情報端末の利用により情報を取得する事が可能となると共に、住戸部分でのプライベートな簡易生活家電の利用やタンクレストイレ等の利用も可能となる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

「所有」から「シェア」へと価値観をシフトする事は、限られた資源や自然環境の中で生活する上で非常に重要である。本システムでは、「シェア」の考えを積極的に推し進め、共有財産となる太陽光発電からの電力を電動サイクルシェアリングと組み合わせる事で、「所有」という考えだけでは得難かった、・環境負荷を低減し渋滞に巻き込まれないと評価される自転車の利便性と・災害時における備え・安心感の2つを得る事を可能とした。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

今や原動機付バイクより販売台数が多くなった電動自転車。「便利」「らくらく」「乗っていて楽しい」という日常の利便性に加えて、バッテリーを活用した非常用電源という防災に役立つ新しい使い方・付加価値の創出により、今後環境負荷低減のために進めるべき自動車から自転車へのモーダルシフトを推進する一助になる事を期待する。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

本システムでは太陽光電池による発電を組み込むことにより、日常時は電動サイクルシェアリングにより、創エネと自転車という環境負荷の小さい乗り物のシェアにより利便性の向上と共に環境負荷を低減する。非常時においても、太陽光で発電が繰り返し行えること、更に可変的災害対策システムとする事で過大な負荷なく導入が可能となる事から、より多くの人へ災害時への備えと安心を提供する事が可能となる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

非常時のためだけに導入する高価格・高維持費用の設備に対し、防災利用だけでなく日常利用が出来る事は普及促進には欠かせない要素だと考えました。本システムは、使用者の利便性を向上し環境負荷を低減する太陽光発電と蓄電池を利用したサイクルシェアリングでありながらも、可変的な災害対策システムとしてモバイル非常電源としても利用できる事により、居住者の生活を支援し、暮らしに安心・安全を提供する事を目指しました。

審査委員の評価

これからの時代の考え方にふさわしい「所有からシェアへ」を取り込むシステムデザインであり、平常時や非常時、集合住宅と各住戸といった異なる時空間においても機能する汎用性や合理性を評価した。特にシェアリング用電動自転車バッテリーを停電時のモバイル非常用電源として活用する本提案は、想定している集合住宅において“集まって住まう”ことの利便性をわかりやすいかたちで提供する。また屋上に設置されるソーラー発電により、蓄電量も確保しやすいと考えられる。

担当審査委員| 中谷 日出   池村 明生   林 千晶   吉田 順一  

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