GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
新興国向け小型浄水装置 [ヤマハクリーンウォーターシステム]
事業主体名
ヤマハ発動機株式会社
分類
社会貢献活動、国際貢献活動
受賞企業
ヤマハ発動機株式会社 (静岡県)
受賞番号
13G141148
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

飲用水不足に悩む新興国の人々への、緩速ろ過という自然界の水浄化機能をベースに現代に適合させた浄水システム。1日8千ℓのWHO基準をみたす浄水が可能。水の移動に重力を利用することで電力消費は低く抑え(4kWh/日)、従来の浄水設備では必須のフィルター交換や専門技術者によるメンテナンスを無くし、新興国の住民自ら運営ができるシンプルな構造と、清潔感や信頼感を感じてもらえるような色使いとした。きれいに浄水された水が人々の衛生概念を向上させ、下痢や発熱など病気が大幅に減少。水汲み労働から解放され生産・学習活動へ転換、水配達や洗浄・製氷などの新ビジネスによる村落開発など、暮らしに様々な変化が起こっている。

プロデューサー

ヤマハ発動機株式会社

ディレクター

ヤマハ発動機 海外市場開拓事業部 山際智

デザイナー

ヤマハ発動機 デザイン本部

詳細情報

http://global.yamaha-motor.com/jp/yamahastyle/movingyou/001/index.html

発売
2012年7月1日
価格

50,000$

販売地域

国外市場向け

設置場所

インドネシア・ベトナム・セネガルなど主に新興国。

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

・新興国の人々に、生活の基盤の一つである「安全な水」を提供し、下痢や発熱など病気の減少、生活の安定化を図る。・専門技術者のオペレーション等を必要としない、シンプルなシステム。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

・特別な薬品や大きな電力を使用しないため環境負荷が低く、ランニングコストも低く抑えられる ・女性や子供が水汲み労働から解放され、生産・学習活動へ転換できる。・運営のための委員会が設立されるなど、自治能力が向上する。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

・浄水された水の配達や洗浄・製氷など新ビジネスの創出。・浄水された水により、健康で安全な生活を安定的に営むことができ、将来の文化・産業の発展が期待される。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

・大きな電力、凝集剤やフィルターを使用しないうえ、設置場所の川や沼にもともといる生物を利用するろ過のため、環境負荷が低い。・資金提供者、買主、設置する地域の村落や 病院、学校など、さまざまなステークホルダーの協力・連携を提案。

ユーザー・社会に伝えたいこと

日本では、蛇口をひねれば水が出てきます。しかし、世界に目を向けた場合、井戸や雨水貯水などの水源にさえアクセスできていない人口が約11億人に達します。このような水に困っている地域の人々に我々の装置を通して“安全な水の提供” をすることで、お客様の喜ぶ声・顔とともに地域住民の健康改善、子供たちが水汲み仕事から解放されて就学機会が増え、国のレベルアップに繋がる事を期待します。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

インドネシア・ベトナム・セネガルなど
ヤマハクリーンウォーターシステム
笑顔ひろげる、感動つくる。Vol.1アフリカの水を変えたい。暮らしを変えたい。

審査委員の評価

生活に欠かすことのできない「安全な水」を新興国において確保する取り組みであり、日本企業の国際貢献活動の模範として高く評価した。特に評価できたことは、電力を極力使わず重力を利用した原理的な濾過システムであり、現地の人によるメンテナンスを可能としている点は、新興国の事情を理解したシステムデザインとして秀逸である。また衛生面の維持に貢献しながらも、女性や子どもたちを労働から解放する点などは、技術先進国の生活的価値を提供する支援であり、日本のデザインの未来を示す取り組みである。

担当審査委員| 中谷 日出   池村 明生   林 千晶   吉田 順一  

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