GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
八戸ポータルミュージアム(はっち) [八戸ポータルミュージアム(はっち)]
事業主体名
八戸市
分類
公共のためのメディア・ソフトウェア・コンテンツ
受賞企業
八戸市 (青森県)
受賞番号
13G141143
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

八戸ポータルミュージアム「はっち」は、街を元気にする施設であるとともにムーブメントである。八戸の資源を大事に想いながら、新しい魅力を生みだしていく「はっち」は、八戸市の観光、子育て、アート、ものづくりなどの複合的要素を混在させて、多様な人々やアイディアが行き交う場を意識的に創出する仕掛けそのものである。新たな価値を生み出すものづくりの場、再発見や自己変革を促すアートプロジェクトの拠点、市民が主役になる新たなステージ、中心街への集客の中継点として機能しつつ、八戸のシビックプライドを醸成する、新たなOSを有したミュージアムである。

プロデューサー

八戸市長 小林眞

ディレクター

針生承一建築研究所・アトリエノルド・アトリエタアク設計共同体代表 針生承一建築研究所 代表取締役 針生承一

デザイナー

吉川由美、木村聡、大上信一

詳細情報

http://hacchi.jp/

利用開始
2011年2月11日
販売地域

日本国内向け

設置場所

青森県八戸市三日町11-1

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

「はっち」の館内はサインが少ない。エスカレーターやトイレの位置など、駅のように誰に聞かずとも、そこにたどり着けるほどのサインはない。しかし、館内にいるボランティアガイドやスタッフ、チャレンジショップの人たちすべてが、挨拶を交わし、迷っている人、迷っていない人にも声をかける。そのことにより、「はっち」では、誰かと声を交わし、コミュニケーションをとることで、心豊かな気持ちになることができる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

街なかの関心空間は、目的があってもなくても、市民でも観光客でも気軽に立ち寄れる場を創り出している。オシャレな空間の中に、日中は高齢者や親子連れが集い、夕方からは高校生や若者が集う。自らが表現者として空間を使う人、それを見に来る人、事業に参加する人等老若男女が集う。関わる様々な人が、自分のしていることが、皆に喜ばれているという達成感を抱いてもらいながら、市民とともに発展し続ける施設となっている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

自主事業では、横丁の魅力発見、服飾店とのコラボ事業等、「はっち」への集客をいかに街なかに回遊させるか、また街の人たちと連携するかを意識して行っている。その結果、開館1か月後に大震災に遭いながらもオープン2年で来館者は200万人弱、中心街の通行量は30%増、空き店舗は約50事業所が埋まり、2つの大型空きビルも民間開発の動きがでてきた。また、各観光地に誘う展示や情報提供で、市全体に活力が生まれてきた。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

自分の住んでいる街に誇りを持つことは、その人の心の拠り所となり、人生を豊かにする。特にアートプロジェクトは人間の日常の視点を劇的に変えることができるため、街の気づかなかった価値までが見えてくる。そのことで街への誇りと自信が一層醸成され、より街を愛することにもつながる。そして一人ひとりの想いが、時にはアクションとなり街を元気にしていく。

ユーザー・社会に伝えたいこと

どの街にも素晴らしい資源がたくさんあるが、気づいていない人は多い。「はっち」への来館者は、「こんな施設が自分の街にもほしい」という。街の魅力が凝縮された「はっち」、それは資源の展示であり、活動する元気な人々や憩う人たちの八戸弁でもある。丸ごと八戸を感じられる「はっち」が、全国に展開したなら、住む人は自分の街の良さを再認識し、訪れた人はその街の良さがわかる。日本は素晴らしい街の集合体なのである。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

青森県八戸市三日町11-1
八戸ポータルミュージアム
i8nohe
こどもはっち

審査委員の評価

アクティブ・シチズンシップ、つまり主体的・能動的市民参加は、これからの地域づくりの大きなテーマ。この施設では、地域の様々な機関や人が関わって、地域づくりに参画できる仕組みを提供している。「市民が主役になる新たなステージ」には、様々な地域社会の可能性が集まってくる。人と人との出会い、交流から産み出される新たな価値が、地域のオリジナリティや魅力を醸成する。そのための交流拠点がデザインされているといえる。

担当審査委員| 中谷 日出   池村 明生   林 千晶   吉田 順一  

ページトップへ