GOOD DESIGN AWARD

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2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
帰宅困難対策プロジェクト [SGP(Self Guard Project)]
事業主体名
法政大学大島デザイン研究室
分類
公共のためのサービス・システム
受賞企業
法政大学大島デザイン研究室 (東京都)
受賞番号
13G141140
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、従来の想定を超えた深い爪痕を東北の大地と人々の心の中に残しました。同時に首都圏では交通機関の乱れから515万人が帰宅困難者となり、徒歩で帰宅するなどの混乱は翌朝まで続きました。本製品は東日本大震災を教訓とし、従来の防災用品の在り方を見直したものです。帰宅困難を体験した女性100人からインタビュー形式で調査を行い、隠された事実を炙り出しました。首都直下型地震が発生した時は、自ら身を守る「自助」の観点から、瓦礫や火災から身を守るためのヘッドプロテクターと防炎フードケープを独自に開発し、必要最低限の用品をミニマムに収めたのがセルフガードプロジェクトです。

ディレクター

大島礼治

デザイナー

宇野 咲耶子、滝沢 宏樹

発売予定
2013年9月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

ヘッドプロテクターは男女問わず装着可能であり、火の粉から毛髪を守ることができる。また、夏期の災害時には頭部の通気孔により汗を発散できる。フードケープは上半身を火の粉から防ぎ、小柄な女性から大柄な男性まで着用が可能。背面の着丈を長くすることで、女性はトイレ時の目隠しや授乳時に胸元を隠すことができる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

漠然と持つ、震災に対する不安を安心に変えること。家庭内の防災用品と異なり、外出時に携帯できることから不安を解消できる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

業界の枠を越え、多くの企業が参加することで、新たな価値を提供できる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

このプロジェクトから生まれたヘッドプロテクターとフードケープは、首都直下型地震で発生するとされる火災や落下物から身を守り、地理に不慣れな出張者などに安心を与えるものと思います。このように市民が漠然と抱える社会的不安を取り除く一因になればと考えています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

日本列島の何処にいても地震から逃れることは不可能です。何時発生するか分からない震災は、不慣れな土地では恐怖心が倍増します。自分の身は自分で守る「自助」の意識が提唱される中、このヘッドプロテクターとフードケープは、そんな不安を解消してくれるものと確信しています。

審査委員の評価

2011年の東日本大震災においては、首都圏でも帰宅困難者が溢れ大きな混乱を招いた。本企画は、特に女性の帰宅困難時に着目したインタビューと精緻なリサーチをもとに、深い洞察力と優れたデザイン性で時代の求める商品を生み出した。またこのような防災アイテムを大学の研究室が一般向け商品として発売することも新しい事例であり、それぞれのプロダクトデザインのみならずその仕組み全体を高く評価した。

担当審査委員| 中谷 日出   池村 明生   林 千晶   吉田 順一  

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