GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
幼稚園 [NPO法人 智頭町森のようちえん まるたんぼう]
事業主体名
NPO法人 智頭町森のようちえん まるたんぼう
分類
研究・教育・医療のためのサービス・システム
受賞企業
NPO法人智頭町森のようちえん まるたんぼう (鳥取県)
受賞番号
13G141131
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

『智頭町森のようちえんまるたんぼう』は、智頭町の豊かな森をフィールドに、一年を通して通いながら、暑さ寒さ、四季の移ろい、でこぼこ道や丸太橋等の様々な環境の中で、3歳〜5歳児の約30名が泣いたり笑ったりして命を輝かせる‘森のようちえん’です。森に毎日通うこと以外に、徹底した『見守る保育』を行うことで、こどもの自主性や『今やりたい!』『今知りたい!』事を尊重する活動を行なっています。全国に広がりつつある森のようちえんの中でも、『働くお母さんでも預けられる園』を目指し、送迎サービスや午後(や長期休暇)の託児サービスを行う等、‘日本一利用しやすい森のようちえん’を目指して運営を行なっています。

プロデューサー

NPO法人智頭町森のようちえん まるたんぼう 代表 西村 早栄子

ディレクター

NPO法人智頭町森のようちえん まるたんぼう 主任 熊谷 京子

詳細情報

http://marutanbou.org/

利用開始
2009年4月5日
価格

30,000 ~ 35,000円 (通常保育料30,000円 午後託児付き35,000円)

販売地域

日本国内向け

設置場所

鳥取県八頭郡智頭町の森

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

こども達は毎日森に通うことで、目に見えて体つきや体の動かし方が変わってきます。車社会の中、‘歩ける’こどもになります。スポーツのように特定の動きを鍛錬するのではなく、‘歩く’という人間の根源となる動きを大切にすることで、全身的な刺激を受け、またでこぼこ道や斜面、岩を渡り、水辺を歩くことで、体幹が鍛えられ、どんな動きにも対応できる柔軟な体ができていきます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

森は一日として同じ森はありません。毎日少しずつ変化する森を幼児期に特に発達すると言われる五感を使って感じることで、こども達の五感はセンサーのように鍛えられます。こども達は自然の変化に敏感になります。その感動をこども達らしい言葉で表現されます。観察力・洞察力・想像力・創造力様々なものが刺激されます。また日本の山村生活を追体験することで、日本的な生活に触れることもできます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

毎日森に通うため、スタッフは若い方でないと務まりません。また、森のようちえんは‘田舎’の方が、よりその魅力が際立ちます。一方で’田舎’はなかなか若い人の雇用の場がありません。その点この森のようちえんは、‘田舎’で若い人の雇用創出の場になりえる稀有な存在です。また運営費のほとんどが人件費なので、お金の使われ方も健全です。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

林業が衰退し皆が山に背中を向けていた山村で、新しく‘森’を次世代育成の場として活用するという森のようちえんのあり方は、日本全国で過疎化に悩む‘田舎’に光を当てるもの。まるたんぼうではこの5年間でまるたんぼうに通うために県内外から智頭町に移住する家庭が9家庭出た。また、こどもが通うようになって、森の雰囲気もガラリと変わった。保護者が森林整備を行う等、森とも良い関係が出来つつある。

ユーザー・社会に伝えたいこと

こどもって素晴らしい!子育てって楽しい!森のようちえんに関わるようになって心からそう思います。もっとこども達の力を信じてあげましょう。もっとこども達の育ちに寄り添いましょう。こども達は自ら育っていく力を持っています。その力を見守ってあげるだけでこども達はぐんぐん伸びていきます。周囲のおとな達に様々な感動を与えながら。そして日本の素晴らしい森をもっと幼児の育ちの場として活用しましょう!

どこで購入できるか、
どこで見られるか

鳥取県八頭郡智頭町内の森
まるたんぼうHP
まるたんぼうブログ

審査委員の評価

園舎をもたず、園児たちが1年を通じて森の中ですごす鳥取県智頭町の「森のようちえん」。豊かな森全体をフィールドに、夏には川で水遊び、秋には紅葉を楽しみながら散歩、冬には雪遊びや餅つきを楽しむ。とにかく自然の中で過ごし、子供たちの自主性を尊重する保育が徹底されているのが驚きだ。また、親も運営に関わる「共同保育」スタイルも特徴的で、親と保育士の関係が近くなり、子供の成長を喜ぶ共同体が形成されている。2009年の開園から、この幼稚園に子供をいれるために移住する家庭も増えているという。日本の国土は67%が森林で覆われており、今後様々な地域で土地柄を活かした「森のようちえん」が生まれるのではないかと期待している。

担当審査委員| 中谷 日出   池村 明生   林 千晶   吉田 順一  

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