GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
教育連携事業 [東京大学×博報堂 ブランドデザインスタジオ]
事業主体名
東京大学教養学部、博報堂ブランドデザイン
分類
研究・教育・医療のためのサービス・システム
受賞企業
博報堂ブランドデザイン (東京都)
受賞番号
13G141129
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

東京大学教養学部と博報堂が連携し行っている『正解のない問いに、共に挑む』特別教育プログラムです。従来の高校・大学教育において重視されてきた「正解のある問いを、独りで解く」ことではなく、自ら「参加」「体験」し、他者との相互作用の中で何かを学びあい、合意を形成し、課題解決や価値創造を行っていく、これからの時代に必要となる基礎スキルを身につけてもらうワークショップ形式の教育プログラム。東京大学教員がコーディネート・監修を行い、博報堂のコンサルタントがプログラムデザイン・ファシリテーションを行います。メンバーの多様性を重視するため、一般公募した一定数の社会人もプログラム参加し共に学んでもらいます。

プロデューサー

真船文隆、原和之、宮澤正憲

ディレクター

末広英之、ボヴェ啓吾

デザイナー

山田聰、小塚泰彦、遠藤礼奈

詳細情報

http://www.bdstudio.komex.c.u-tokyo.ac.jp/

開講
2011年10月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE「理想の教育棟」

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

座って話を聴いたり文献を講読したりという従来の講義・ゼミのスタイルではなく、現場に出てフィールドワークを行ったり、ワークショップスタイルで動きながら考えたり、手を動かしてプロトタイピングを行ったり、舞台役者を招いて演劇的セッションを行ったり、とさまざまな手法で身体的にも使用者の創造性を誘発する新しい授業をデザインした。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

実際のビジネス課題に対して、最前線のビジネスの現場で活用されている手法で、課題解決をはかるという従来にないリアルな授業。それに、東大生だけでなく一般企業人もクラスメイトとして参加可能にした異色の構成で臨むというこの授業は、授業間もチームメンバーで何晩も語り合い、リサーチやアイデアづくりに没頭するという、次世代のキャンパス・ライフスタイルを創造している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

ワークショップやフィールドワーク、ワールドカフェ、アイデア創発などの手法を駆使し、テーマごとに創意工夫されたプログラム(例えば東日本大震災で発生した瓦礫をいかに処理するかを考えるプログラムでは、有識者シンポウジムや実際の被災地現地視察を交えたカリキュラムを設計)。これは教育業という産業が提供するサービスの新しいスタイルを提案していると考える。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

「ふだんの授業では出ないドーパミンが出る。」「教養学部の2年間の間で最も濃い、思い出に残る体験」「授業で涙を流すと思わなかった」などの受講生の言葉に代表されるように、チームでものごとを創造するという授業のデザインから、参加者には人と人の新しいコミュニケーションを体験してもらえている。従来の授業にはない、熱く、充実した経験に浸ってもらえるデザインである。

ユーザー・社会に伝えたいこと

従来の教育では、一斉講義型授業で知識を一方的に伝達し、それが身についたかをテストで問う、いわば「正解のある問いを、独りで解く」能力を身につけさせるプログラムが主流でした。社会問題が複雑化し不確実性の高い現在においては、正解はただ一つだけではなく、複数の解の中から複合的な視点で最も適した解を選びとる能力が必要だと考えます。こうした社会的なテーマに挑んだのが、この教育サービスのデザインです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE館
brand design studio report

審査委員の評価

日本の大学における教養教育の改革は大きなテーマである。ここに1つの大きな提案を行い、具体的に課題発見・価値創造型の教育プログラムをデザインしている点が評価できる。とくに大学教員だけのプログラムだけで構成されるのではなく、企業や大手広告代理店が連携することで、いわゆる「実学」の要素が充分に組み込まれている。クリティカル・シンキング、リーズニングルキル、そしてクリエイティブ・センスなど、日本の大学生に不可欠な方法論を効果的に学習させるモデルとなっている。

担当審査委員| 中谷 日出   池村 明生   林 千晶   吉田 順一  

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