GOOD DESIGN AWARD

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2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
医薬品 [錠剤への印字技術] [IDTAB技術:OD錠を含めたすべての錠剤への直接印字を可能にした技術]
事業主体名
大塚製薬株式会社
分類
研究・教育・医療のためのサービス・システム
受賞企業
大塚製薬株式会社 (東京都)
受賞番号
13G141118
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

IDTAB技術は、これまで困難であった口腔内崩壊錠(OD錠)への印字を可能にした世界で初めての技術です。これにより、ほぼすべての錠剤への直接印字が可能となりました。直接印字された錠剤は、包装から取り出し後も高い識別性があり、医療現場や薬局における錠剤の取り間違い防止や監査ミスの改善に大きく貢献しています。また、錠剤に直接製品名を印字することで、患者や家族が服薬する薬を自身で認識できることで、アドヒアランスを改善し、治療への積極的な参加を支援しています。

プロデューサー

大塚製薬株式会社 生産本部生産技術部(医薬品担当) 部長 向井正志

ディレクター

大塚製薬株式会社 生産本部生産技術部(医薬品担当) 課長  松田健

デザイナー

大塚製薬株式会社 生産本部生産技術部(医薬品担当) 係長 原好男

利用開始
2012年8月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

IDTAB技術により、口腔内崩壊錠及び割線錠剤を含むほぼ全ての錠剤へ直接印字できるようになったことから、医療従事者や薬局、患者が包装から取り出した後も、容易に識別できるようになった。薬の中には「ハイリスク薬」(服用を誤ると重篤な医療事故に繋がる薬)も多くあり、本技術が提供する取り組みは、医薬品の誤飲による医療事故というリスク回避に大きく貢献している。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

印字内容は会社マークやコードNo.ではなく、服用に必要な製品名と含量を印字することで、医療従事者や薬局、患者様でも、必要な情報が印字された錠剤を他の錠剤と識別することが容易となった。これは、患者や家族が服薬する薬を自身で認識できることで、アドヒアランスを改善し、治療への積極的な参加を支援する取り組みである。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

調剤薬局では、処方するすべての医薬品に対して監査:処方間違いが無いか確認する必要がある。しかし、これまで印字されていない錠剤は、非常に見分けがつきにくく、特に分包(朝・昼・夜と個別包装)作業時には、その作業が大きな負担となっていた。しかし、IDTAB技術により錠剤に直接印字を施すことで、監査時の作業負担を大きく改善し、調剤薬局での監査ミスの防止に貢献している。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

開発したIDTAB技術を搭載した装置は、代理店を通じて広く販売し、業界全体に錠剤への直接印字の取り組みを広めている。これにより、将来すべての錠剤に印字される日が訪れ、社会から錠剤の取り間違いによる誤飲、医療事故を撲滅したいと考えている。また、海外では偽造医薬品(ニセ薬)の問題が大きくなりつつあり、本技術は偽造医薬品の防止にも役立つ技術である。

ユーザー・社会に伝えたいこと

IDTAB技術が発端となり、近い将来すべての錠剤に直接印字が施され、錠剤の取り間違いによる事故が無くなる事を祈っています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

病院、薬局

審査委員の評価

シンプルだが極めて有効な問題解決である。錠剤の取り間違いによる事故発生は大きな問題。これまで、コーティングしていない錠剤(特に口腔内崩壊錠:OD錠)には印字が困難であり、錠剤へ直接印字ができず、そのために錠剤の識別性が確保できなかった。この問題に対して、非接触のインクジェット印刷技術を開発して、錠剤への薬剤名の直接印字を可能したことは画期的である。この錠剤印字技術が世界標準となり、医薬品業界全体に広く普及することが期待される。

担当審査委員| 中谷 日出   池村 明生   林 千晶   吉田 順一  

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