GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
アートプロジェクト [瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島 醤の郷+坂手港プロジェクト-観光から関係へ-]
事業主体名
小豆島町+瀬戸内国際芸術祭 2013 醤の郷+坂手港プロジェクト
分類
街づくり、都市づくり
受賞企業
小豆島町 (香川県)
瀬戸内国際芸術祭 2013 醤の郷+坂手港プロジェクト (香川県)
受賞番号
13G141111
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

美しい海と山、雄大な自然に恵まれた小豆島。長きにわたり、交流拠点としての役割を果たし、豊かなくらし、文化、伝統、産業、自然、人情がじっくりと地層のように蓄積されてきました。本プロジェクトでは、16年ぶりに神戸を結ぶ定期航路が復活した坂手港エリア、町中に醤油の香りが漂う醤の郷(苗羽、馬木)エリアを舞台に、「観光から関係へ」というコンセプトのもと、アート/デザインの視点から数々のプロジェクトを展開。名所をめぐるだけの一度限りの「観光」ではなく、人と人とが出会うことで生まれる「関係」にこそ、真の豊かさへのヒントがあると信じ、クリエイター/町民という垣根を超え、持続可能な社会を模索しています。

プロデューサー

小豆島町+瀬戸内国際芸術祭実行委員会

ディレクター

椿昇+原田祐馬(UMA/design farm)+多田智美(MUESUM)

デザイナー

ヤノベケンジ、ビートたけし、劇団ままごと、椿昇+林千晶+古賀健太、加茂昂、小山泰介、鈴木基真、織咲誠、そら植物園、ドットアーキテクツ、studio-L、島田陽、清水久和、graf ほか

詳細情報

http://relational-tourism.jp

会期:2013年3月20日〜11月4日
2013年3月20日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

香川県小豆郡小豆島 醤の郷+坂手港周辺

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

まず、「時間を諦める快感」の提供である。神戸港から3時間の船旅は、日頃、読むことのなかった文庫を一冊読み終えることができたり、デッキから落ちる夕日を眺めたりするなど、「脳という身体」に圧倒的な解放感を提供する。到着した小豆島・坂手港にはデザイナーが滞在するためのレジデンスや海を臨めるカフェがあり、都会では得難い発想を生む場が育まれている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

ローカルな場所にデザイン特区のような状況を発生させた結果、まず若いアーティストが移住した。そのことが過疎に悩む地域に光明を与え、相乗効果として口コミで移住者希望者が増えつつある。単なる移住ではなく、クリエイティブな若者に魅力的な場を創出することで、地域のクオリティー・オブ・ライフが実現する。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

すでに伝統的な杉桶による醤油産業や佃煮など産業基盤があった。しかし、人口減少や少子高齢化に苦しむ地域には後継者問題があり、将来に不安を抱いていた。そこに我々のプロジェクトによって大量のデザインユニットが島に繰り返し訪れるなかで、ホテルのリノベーションも含め多くの案件が島外に出なくても解決できるようになっている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

クリエイターの地産地消を軸にした。よって大阪を拠点に活動するイベントDESIGNEASTを軸に、デザイナーの選定などを行なっている。学生も京都造形芸術大学を中心に、化石燃料消費低減の面でも貢献度は高い。日本にあった質素倹約を地でゆくような全体の取り組みに日本の可能性、敢えて言うなら天然資源枯渇に向かう人類への警鐘がある。

ユーザー・社会に伝えたいこと

人と人とが出会うことで生まれる「関係」にこそ、真の豊かさへのヒントがあるのではないでしょうか?

どこで購入できるか、
どこで見られるか

香川県小豆郡小豆島町 醤の郷+坂手港周辺
観光から関係へ-小豆島 醤の郷+坂手港プロジェクト-
小豆島町町長の「八日目の蝉」記

審査委員の評価

アートを取り入れた地域活性の事例は増えているが、小豆島・坂手港での取り組みはひと際ユニークである。「観光から関係へ」というコンセプトのもと、名所をめぐる観光ではなく、人と人とが出会うことで生まれる関係に注目、「リレーショナルツーリズム」という新しい経済モデルを実践している。島内には、継続的な関係をつくるためのプログラムが数多く仕掛けられている。一泊500円で長期滞在も可能な宿泊施設、島を深く探索する用の無料電気自動車に加え、各領域の専門家を巻き込み、建築、IT、アート、食、教育の視点で島内活動をデザインしてもらうなど、地域×アートプロジェクトにおける新しい型を構築している点を高く評価したい。

担当審査委員| 中谷 日出   池村 明生   林 千晶   吉田 順一  

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