GOOD DESIGN AWARD

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2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
IMF/世界銀行総会日本開催フォント [国際通貨基金(IMF)/世界銀行 総会 日本開催会議運営フォントシステム]
事業主体名
財務省
分類
広告、宣伝、ブランド構築、CSR活動
受賞企業
株式会社電通 (東京都)
受賞番号
13G131100
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

IMF/世銀総会は、188カ国から1万人以上が参加する世界最大級の国際会議。2012年は予定地エジプトから急遽変更され、48年ぶりに日本開催となった。日本サイドの運営コンセプトを「New solidarity, new start. —世界の絆を結び、世界経済の再出発の会議を、絆の国日本で。」とし、「①円滑に会議を運営すること」「②日本独自の精神や震災から復興する姿を参加者や世界へ伝えること」を通じて、日本のレピュテーションを上げることが課題となった。その解決の中心として、日本古来の折り形(おりがた)をアレンジした日本独自の会議用フォントシステムを開発。会議全体をデザインし、成功へ導いた。

プロデューサー

電通&電通テック:谷淳、西田京、佐野元、小林匡朗、伊藤瑞喜、佐藤壮、菱沼創、白州達也、山田修康、押尾昌美、金澤匡記、新藤莉江、吉田千恵 モンスターフィルム:羽鳥貴晴、白田 宏美

ディレクター

電通:小松洋一、倉成英俊、越澤太郎、塚本哲也、瀬尾大、牛久保暖、大山徹、キリーロバナージャ、並河健、内田伸哉、竹林謙、有賀達広、渕脇拓史、method:山田遊 空間コム:濱田和成、伊東玄己

デザイナー

電通:小松洋一、塚本哲也 、瀬尾大 折形デザイン研究所:山口信博 JCスパーク:大槻耕平、高橋宏之、安部みづき

詳細情報

http://www.imf-wb.2012tokyo.mof.go.jp/

利用開始
2012年6月6日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

国際会議自体は東京国際フォーラム、帝国ホテルを中心に開催。

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

IMF世銀総会への参加者は、188カ国から1万人。関係者、メディアを含めると2万人と言われる。その方々にわかりやすい会議運営が、このフォントシステムを中心とした、すべてのビジュアル計画によって実現された。ラガルド専務理事含め、IMFと世銀のワシントンスタッフからは、大きな賞賛が寄せられた。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

総会の参加者、そしてメディアを通じて世界中の人々に、このフォントシステムの根幹である「折る=上下左右表裏の対立を1つに融和する」という日本独自の精神が伝わった。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

総会では188カ国1万人のゲストに、会議のあらゆる場面で日本の強みを体感してもらうことを狙った。セミナーやレセプション、各国オフィスへの日本の先進文房具配備など、80以上の日本独自の試みを実現したが、その全てはこのフォントで、デザインが統一されている。日本の強みを日本らしく伝えるためのサインとしても機能した。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

会議運営のコンセプトは、New solidarity, New start.である。世界の絆を結び、世界経済の再出発の会議を、絆の国日本で開催するから、意味がある。このフォントは日本古来の折る作法で生まれている。折る=上下左右表裏の対立を1つにする。つまり、融和を意味する。この折形のフォントで伝えたかったコンセプトは、世界の融合である。

ユーザー・社会に伝えたいこと

公共の仕事にこそ、全てを通じて統一した1つのコンセプトを掲げ実現すべきこと。公共の仕事にこそ、デザイン力やクリエーティビティーを発揮すべきこと。公共の仕事にこそ、若い才能を抜擢し活躍してもらうべきこと。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

国際通貨基金・世界銀行年次総会@東京

審査委員の評価

1万人規模の国際会議のコミュニケーションデザインとして優れている。日本古来からの折形を現代的にアレンジし、統一的なデザインシステムとしてあらゆるツールやサイン・演出に展開することで、日本の文化性、東日本大震災から復興しようとする日本の姿など、様々な意味性を伝えることに成功している。ややもすると会議の運営の中で、このようなデザインの整備や演出は二の次になることが多いが、真摯に取り組み、実現しているところが素晴らしい。”紙を折る”のは日本の文化の代表的なものだが、折り紙ではなく平安時代から贈りもののかたちとして続いてきた折形をコアのアイデアにしたところにオリジナリティーがある。折形の持つ融和や相手を思う心が、海外の方々へのおもてなしの心につながっている。

担当審査委員| 永井 一史   久保田 晃弘   紺野 登   田川 欣哉  

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