GOOD DESIGN AWARD

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2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

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受賞対象名
次世代産業用ロボット [NEXTAGE(ネクステージ)]
事業主体名
川田工業株式会社
分類
開発・生産・製造のためのサービス・システム
受賞企業
川田工業株式会社 (富山県)
受賞番号
13G131079
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

NEXTAGEは、ヒトと共存する環境で作業することを目標にデザインされた次世代の汎用のヒト型ロボットです。全15の可動軸を80W以下の省出力にしているため、ヒトが近くにいるような環境でも適切なリスクアセスメントにより作業が可能です。頭部と手先に備えたカメラを利用して周囲の環境や作業対象の位置決めをしながら作業することにより、変種変量生産で課題となる工程の変更や工程間の移動などに柔軟に対応することができます。NEXTAGEの導入により、ヒトは単純な繰り返し作業から解放され、より高度な作業だけでなく工程管理やカイゼン活動など付加価値を生み出す創造力の必要な分野に力を注げるようになります。

プロデューサー

川田工業株式会社 ロボティクス事業部

ディレクター

川田工業株式会社ロボティクス事業部

デザイナー

園山隆輔(T-D-F)

詳細情報

http://nextage.kawada.jp/

発売
2011年11月
価格

7,400,000円 (ロボット本体(標準構成品))

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

ヒトと共存する環境では、ロボットがどのような動作をするかを予測できることが安全性を高める一つの要素となります。ヒューマノイドであるNEXTAGEは、ヒトの形状でヒトと類似した作業動作をすることで、ロボットの動作予測をしやすくすることができます。ヒトの作業者と類似の動作によって作業をすることを教え込むことができるため、ヒトの作業者が使ってきたツールや周辺装置などを活かして自動化することが可能です。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

NEXTAGEは、ヒトと共存する環境で、ヒトの作業スペースと同程度のコンパクトな設置面積で作業することができます。また、画像認識を用いた位置決めにより作業するため、段取り換えのときの移動や、工程間で移動した後に手際よく作業を開始することが可能です。これらにより、生産現場のレイアウトの自由度が高く、また、生産ラインのレイアウトの変更にも適応できます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

NEXTAGEを活用することで、従来のロボットや自動機では対応が難しかった変種変量生産の作業工程の自動化、効率化が可能になります。多様化していく消費者のニーズに対応したものづくりが可能になることで、産業の活性化が期待できます。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

日本をはじめとする先進国で進行している、少子高齢化・若者の就業志向の変化(製造業離れ)などの影響による製造現場での人手不足の問題を解決する方法の一つとなりえます。また、高品質なものづくりを支えるための生産現場の革新は、日本の製造業の国際競争力を取り戻すためのツールの一つとなりえます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

川田工業株式会社ロボティクス事業部(栃木県芳賀郡)
NEXTAGE Webサイト

審査委員の評価

製造現場に導入されているロボットといえば、流れ作業のライン上に配置されたロボットアームが主流だが、NEXTAGEは流れ作業ではなくセル方式の生産現場に適応するために考案された新しいコンセプトのロボットだ。NEXTAGEは人間を模した上半身の構造を備え、本来、人間が立って作業をするセルの中に設置される。ヒューマノイドロボットのデザインにおいては、「それがなぜヒト型である必要があるのか」という部分が常に問われるが、NEXTAGEにおいてはその理由が非常に明快である。セルのサイズや部品配置などは人間の体の寸法に合わせて作られているから、それに適応するためにはヒト型の形状が都合がよいのだ。NEXTAGEは、変種変量生産における効率化という製造業が避けることのできない課題を、ヒト型ロボットというアプローチで解決している。

担当審査委員| 永井 一史   久保田 晃弘   紺野 登   田川 欣哉  

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