GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
オープンソースプロジェクト [Open Pool]
事業主体名
一般社団法人ラボプロダクション
分類
個人のためのサービス・システム
受賞企業
一般社団法人ラボプロダクション (東京都)
受賞番号
13G121056
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

OpenPoolは総合大学の横にあるコミュニティーカフェで発生した企画で、オープンソースのプロジェクションマッピングされたビリヤード台を開発することを目的としている。コミュニティー内に立ち上がったプロジェクトに対し、様々な専門性を持ったメンバーが各自の視点から余白を見出し、次々と参加することによって、当初構想されていたものを超えるプロダクトが完成、ソースをインターネットで公開し、今も進化を続けている。

プロデューサー

The OpenPool Team

詳細情報

http://openpool.cc

β版ソースコード及び組み立て方をウェブサイトで公開
2013年5月12日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

OpenPoolは人々をクリエイティブにする。クリエイティブへの参加は様々な形があって良い。プレイするだけでも、プレイする友人を見ているだけでも十分だし、感想を言うだけでも貢献できる。よかったら、手を加えた人たちと交流してほしい。気が向いたらぜひ手を加えてほしい。それを世界に広めてみんなを笑顔にすることもできる。リアルな空間に存在するOpenPoolは、新しい体験を生み出し、世界に共有してしまう。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

消費社会が進みきった現在、創意工夫をするのは一部の人の役割と思われてはいないだろうか。OpenPoolは誰もが”もの”に対して創意工夫をしてよい余白をみせつける。子供たちはビリヤードのルールを新設し、アーティストはボールのぶつかる意味を変えた。誰もが創意工夫して良い、それがコミュニティーへの貢献になる。相手を笑顔にしたいという気持ち、すごいといってもらえることへの喜びは今も昔も変わらない。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

学際的な研究開発は様々なアプローチで試みられている。OpenPoolは様々な分野の専門家が、自主的に余白を発見し参画しコラボレーションが実現した。この際に、3Dプリンターやレーザーカッターなどのツールもラピッドプロトタイピングの課程で大いに活用された。オープンソースという手法も含め、研究開発はどのようにあるべきか、一つのモデルを示した。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

ビリヤードはそもそも歴史ある交流ツールである。OpenPoolは、ビリヤードを純粋にゲームとして楽しむだけではなく、作り手と遊ぶ人、或いはエンジニアとデザイナーなど様々な立場から貢献しあうコミュニケーションのあり方を示した。また、モーツアルトを始めビリヤード台の周囲のコミュニティーから様々な文化が生まれてきたことを踏まえると、新しい技術・文化が生まれる場を、より増やしていける可能性がある。

ユーザー・社会に伝えたいこと

クリエイティブになることは難しいことではない。社会の根深い問題を解決することも大事だが、日常生活の中にもヒントは隠れている。世の中に完成されたものは少なく、別の視点から見れば余白があるものだ。コミュニケーション手段が多様化した今、あなたのちょっとしたアイディアが世界を変えるかもしれないことに気づく一助となれば幸いである。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

Lab-Cafe、The AT&T AdWorks Lab(※共に見学は現在のところ完全予約制)
Lab-Cafe @Tokyo
The AT&T AdWorks Lab @NYC

審査委員の評価

ビリヤードの情報技術によって拡張しようというインタラクションデザインの面白さに加え、その製作プロセス全体をネットワーク公開し、すべてオープンソースプロジェクトとして展開している。ソフトウェアのオープンソース的な発想を、プロトタイピングやハードウェア製作にも取り入れたコミュニティのデザインとして成功している。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中村 勇吾   日高 一樹  

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