GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
企業情報
CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ソーシャル図書館サービス [リブライズ 〜すべての本棚を図書館に〜]
事業主体名
リブライズ合同会社
分類
個人のためのサービス・システム
受賞企業
リブライズ合同会社 (東京都)
受賞番号
13G121054
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

リブライズは、本を通じて、場所と街をもっと面白くするサービスです。飲食店やオフィス、研究室や学校、人の集まるところ本棚が置かれることが多いですが、そんな小さな本棚も、リブライズで蔵書を公開・共有できれば、「図書館」に早変わり。必要なのはバーコードリーダだけ。本棚さえあればすぐ始められるのが特徴です。受賞時現在、サービス開始1年で図書館数は全国300ヶ所ほど。小さな図書館の数は、蔵書とともに日々増加し、本を通じたコミュニケーションのきっかけを生んでいます。

プロデューサー

地藏真作、河村奨

ディレクター

河村奨

デザイナー

河村奨

詳細情報

http://librize.com/ja

利用開始
2012年9月3日
価格

0 ~ 84,000円 (基本機能は無料で使えます。カード・シールなど、より便利にする図書館グッズを有料で販売。企業・学校・自治体向けの図書館コンサルティング・出張図書館立ち上げサービスについては、価格別途問い合わせください。)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

基本の操作は、バーコードリーダで、本やカードをスキャンするだけで非常に簡単です。WEBアプリケーションでありながら、キーボードやマウスを使うことなく日常操作が可能なため、お年齢やPCの習熟度に関わらず利用できます。バーコードリーダを使用することで、ユーザーインターフェースを画面外に広げることができました。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

従来、本の供給源は書店と公共図書館が主でしたが、今やカフェやオフィスほかあらゆる場所に本棚が置かれています。ただ、多くの場合、蔵書検索ができず死蔵されがちです。リブライズを導入すれば、場所ごとに何が置かれているかが一目瞭然。たとえば、駅を降りて、本からカフェを探すこともできるでしょう。あるいは、PTAの希望に応じて、小中学校の図書室の蔵書を公開することだって可能です。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

実名型SNS(Facebook)を活用し、本の貸借り情報を共有します。WEBサービスでありながら、カードやシールなどのリアルなプロダクト販売を収益源とする点がユニークです。オフラインとオンラインの両方で、書籍を通じたコミュニティを醸成し、ユーザの本への接触機会、購入機会を増やすようデザインされています。電子書籍の台頭の中、あえて紙の本とネットを組み合わせることで、場づくりの可能性を示しています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

本棚の内容を公開することで、そこに集う人々の個性が可視化されます。共通の知識や興味対象が共有されることで、開かれたコミュニティが形成され、場のコミュニケーションも円滑になります。小さな図書館は、特定の分野に特化した蔵書になることが多く、専門性の高い人材のコミュニティを誘発します。また、図書館の設置が難しかった自治体でも、小さな図書館の複合として同様の機能を街に持たせることが可能です。

ユーザー・社会に伝えたいこと

書店や図書館で人の手に渡った後も、本にはドラマがあります。本棚には、本の内容だけでなく、関わる人の周りのストーリーが溢れているのです。リブライズで出来ることは、蔵書とそこに関わる人々を「見える」ようにすることだけ。でも、このシンプルなことが大事だと信じています。人、場所、そして街の興味や専門性が本を通じてオープンになったとき、ちょっと豊かな社会になっているに違いないと思うのです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

リブライズストア (オンライン) または、リブライズショップ (東京・下北沢)
リブライズストア (オンライン)
リブライズショップ (東京・下北沢オープンソース内)

審査委員の評価

セミパブリックな蔵書を貸し借りする関係をつなげて本によるコミュニティを形成している点が秀逸である。すべてを取り揃えた図書館をつくるのではなく、皆が持っている書籍群をソーシャル化して開かれた図書館をつくる試みである。図書館の新しい仕組みのデザインとして評価できる。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中村 勇吾   日高 一樹  

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