GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
取扱説明書 [スマイノトリセツ 二十四の暦]
事業主体名
東日本ハウス株式会社
分類
生活のためのサービス・システム
受賞企業
東日本ハウス株式会社 (岩手県)
受賞番号
13G121046
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

家電には有って家に無い取説。これまでは、感と経験によってすまいこなしてきたが、環境と上手に関わりながら住まうためには、その使い方の指針となるものが必要である。スマイノトリセツは24の節気にわけた暦・歳時記である。節気毎の気温、太陽角度や風の向きとともに、その時期の日射制御の方法や風の取り込み方など、自然の力を活用して住まうパッシブな家を「アクティブに住まいこなす」方法が記されている。概して取説はしまい込まれてしまうものであるが、暦形式として暮らしと寄り添う物にした。スマイノトリセツは、人工的な環境がつくる閉じた住まいにおいて、人々が失いかけた自然との接点をとりもどすための媒体でもある。

プロデューサー

東日本ハウス株式会社 商品開発部 部長 木村力

ディレクター

東日本ハウス株式会社 商品開発部 次長 怡土 孝司

デザイナー

株式会社エステック計画研究所 金子 尚志、早川 容子

配布開始
2014年1月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

関東地区

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

天文学的な12カ月という単位で無く、季節の移り変わり毎を単位とした24節句で構成され、その季節毎の温度や日射角や季節の特徴が記されると共に、その季節に於いてすべき家の衣替えが判りやすく載っている。それに従い家や暮らしを衣替えする事で、より季節を感じ季節に適した健康的で快適な暮らしをする事が出来る。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

季節に応じた家の衣替えの仕方を記したスマイノトリセツが有る事によりパッシブ住宅のポテンシャルを最大限に引き出す事が出来、経済的にはエネルギー消費の削減につながるのはもちろんの事、24節句という季節の変化を基本とした生活は、暮らしのあらゆる面で自然の活用や共生という「エコな」意識を住む人全員に芽生えさせる事になる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

新たな商品やサービスを提供した折にはそれを適正に取り扱い最大限の効果を生むよう消費者を教育する事は供給者の責務とされるが、住宅業界に於いては修理やメンテナンスの目安を記した本等が配られるだけで、家の使い方や暮らし方まで記した説明書は少ない。このスマイノトリセツの発刊を機に住宅産業界に於いても自ら供給する製品について適正な使用方法を顧客に伝える事の必要性をひろめていきたい。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

住宅に於いては太陽光発電とエコキュート以外に周囲のエネルギーを取り込む設備機器は無い。スマイノトリセツはエネルギーを作り出すハードでは無いがスマイノトリセツに従ったパッシブな暮らしをする事で今まで未活用であった家の周囲のエネルギーを活用し、冷暖房の使用を抑える事で増加し続ける民生分野のエネルギー消費に歯止をかける事が出来る。

ユーザー・社会に伝えたいこと

いくら自然を感じ自然と一体化した生活を送る事を奨励されても現実に多くの人々はそのすべを知らない。また現在住んでいる家でそれを実践する教科書は見当たらない。このスマイノトリセツと共に暮らす事で自然を感じ自然と一体化した生活を実践し、さらに自分なりの快適さの追求やその地域や環境に合った暮らし方など、使用する人々がさらに深いノウハウを作り出してもらうきっかけとなる事を願っている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東日本ハウス株式会社 関東地区支店 営業所

審査委員の評価

家の取り扱いを家電の取説になぞらえてマニュアル化している。かつては親から子へと自然に伝えられていた情報かもしれないが、取り扱い説明書として顕在化させることで家への愛着や住まい方の改善につながっている。暦の形式で季節ごとに必要な作業を説明しており、年間を通じて季節の移り変わりを感じつつ、家の保全をきっかけとした自然との接点を形成している。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中村 勇吾   日高 一樹  

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