GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
空きのマネージメントによる新しいまち再生 [佐賀「わいわい!!コンテナ」プロジェクト]
事業主体名
佐賀市+佐賀市街なか再生会議+株式会社大洋建設
分類
街づくり、都市づくり
受賞企業
株式会社ワークヴィジョンズ (東京都)
佐賀市街なか再生会議 (佐賀県)
佐賀市経済部中心市街地活性化室 (佐賀県)
NPO法人まちづくり機構ユマニテさが (佐賀県)
株式会社大洋建設 (佐賀県)
受賞番号
13G110975
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本プロジェクトは、街なかに増え続ける空き地を借用して、芝生の“原っぱ”に置き換え、中古コンテナを使った雑誌図書館や交流スペース、チャレンジショップを設置し、街なかの回遊性を促すプロジェクトや持続可能な維持管理・運営の仕組みの検証を行うものである。「空き」の増加と同時に、夜の飲み屋街となりつつある街なかに、昼間の時間を消費する空間を用意したことで、日常的に多くの市民が訪れるようになり、街なかの回遊人口が増加するなど、街なかの賑わい再生への効果が少しずつ実証されつつある。ここでは、世代を超えた人と人の出会いの機会も生まれ、日常生活を持続的に支えていくために必要なコミュニティの再生が実感できる。

プロデューサー

西村 浩(株式会社ワークヴィジョンズ)

ディレクター

西村 浩(株式会社ワークヴィジョンズ)

デザイナー

西村 浩、田村 柚香里、帆足 達矢(株式会社ワークヴィジョンズ)

詳細情報

http://waiwai-saga.jp

利用開始
2011年6月
販売地域

日本国内向け

設置場所

【わいわい!!コンテナ1】佐賀市松原2-2-7 【わいわい!!コンテナ2】佐賀市呉服元町2番地内

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

子ども達からお年寄りまでが楽しくゆったりと過ごせる、街なかの「空き地リビング」であること。愛らしいコンテナのデザインや、「わいわい!!コンテナ」というわかりやすいロゴとコンセプトは、子ども達にも大人気である。佐賀特有のクリークに面した敷地の特性を活かして、分棟配置したことによって、佐賀らしい水辺の暮らしを楽しむことができる空間となった。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

佐賀ではお目にかかりにくい海外雑誌も含め、幅広い年代のニーズに応える300冊以上の雑誌・絵本・マンガに限定した図書館というプログラムや、子ども達のお気に入りの“原っぱ”は、夜の「飲み屋街」となりつつある街なかに昼間の時間を消費する空間を提供した。また、ここで出会った人同士が共通の趣味を見つけ、サークル活動に発展するなど、新たなコミュニティが生まれる場にもなっている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

本プロジェクトによって、来街者が増え、街なかでの滞留時間が延長したことによって回遊性も向上している。その結果、中心市街地の商店街の売り上げが徐々に向上する傾向にあり、昨年、隣接する空き地には新たな飲食店がオープンした。また、近隣店舗のリノベーションが促進され、現在、新たに民間による事業展開も計画されている。まさに「人が集まるところに市がたつ」の実践である。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

街なかの青空駐車場等の「空き」を緑溢れる“原っぱ”に転換することで、商業集積地としての街なかに、暮らしの環境が生まれ、街なか居住の動機が生まれつつある。秋には空き店舗のリノベーションによる学生向けのシェアハウスがオープン予定である。また、“原っぱ”の維持管理・利活用や隣接するクリークの清掃には地域住民が主体的に関わり、将来的には今後増える高齢者の働く場の創出にも繋がる仕組みへの展開を見据えている。

ユーザー・社会に伝えたいこと

日本の多くを占める地方都市が疲弊し苦しんでいるが、各々が少しずつ活力を取り戻せば、日本はまだまだ元気になれると信じている。ただ、人口減少・超高齢化社会を迎えて、社会状況が大きく変わる今、これまでと同様の手法では、物事がうまく進まないことは明らかだ。行政・地元企業・市民の協働で実現した、佐賀「わいわい!!コンテナ」は、都市の縮退を受け入れ、21世紀型の新しい価値観に基づいたまちづくり手法である。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

【わいわい!!コンテナ1】佐賀市松原2-2-7 【わいわい!!コンテナ2】佐賀市呉服元町2番地内
わいわい!!コンテナ プロジェクト
Facebook:わいわいコンテナ ユマニテさが

審査委員の評価

「空き」を活用する事で、その土地の有効利用だけでなく、地域全体の回遊性を高め、コミュニティーを生み出し全体の活性化に努めている。コンテナを使い、コストや汎用性も踏まえた設計にする事で、管理や運営自体が持続しやすい仕組みとなっていることも素晴らしい。その汎用性を活かし、当市街に留まる事なく他の地域にもこれを仕組みとして拡げていける可能性を持っている。

担当審査委員| 南雲 勝志   廣村 正彰   横川 正紀  

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