GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
奥のとエリア活性化 [トロッコ鉄道事業&日本酒のトンネル貯蔵をはじめとする酒蔵ツーリズムによる地域振興]
事業主体名
のと線遺産活用倶楽部
分類
街づくり、都市づくり
受賞企業
のと線遺産活用倶楽部 (石川県)
宗玄酒造株式会社 (石川県)
受賞番号
13G110966
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「奥のとトロッコ鉄道」:2005年に廃線となった「のと鉄道能登線」の一部に線路を再敷設。人力トロッコ列車を走らせて観光スポットとして蘇らせるとともに、路線上にあるトンネルを日本酒貯蔵庫として北陸地方で初めて活用。愛称「のトロ」と命名し、同名の不思議キャラクターを基軸にして、過疎化に悩む地域の活性化を行うとともに、酒蔵ツーリズムを兼ねた新しい観光のありかたを提案している。今回敷設したのはわずか400mほどの区間ながら、鉄道事業の運営および日本酒のトンネル貯蔵庫という、業種の垣根を越えた地元企業発の取り組みに多くの賛同者が集まり、新たなコミュニティが形づくられようとしている。

プロデューサー

宗玄酒造株式会社 徳力 暁

ディレクター

株式会社北陸博報堂 宮崎 昭秀

デザイナー

株式会社北陸博報堂 宮崎 昭秀+株式会社洛林舎 林 秀樹、藤井 百々、片岡 泉

詳細情報

https://www.facebook.com/sogenshuzou

利用開始
2013年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

石川県珠洲市、能登町

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

豊かな自然の中で、自分の足でトロッコのペダルをこいでゆっくりと線路を往復するという「非日常体験」。わずか400mの距離ながら、近代のレジャースポットにはない時間の流れを体感でき、奥のとの風景や文化を五感で味わうことができる。また、「のトロ」という愛称とそのキャラクターがナビゲーターとなり、大人から子供まで親しめるような工夫を施している。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

奥のと地方の魅力の再編集+発信。恋路周辺の「豊かな自然」という漠然としがちな魅力を伝えるために、トロッコ体験やトンネル貯蔵庫を軸とした酒造ツーリズムによって、五感を使い実感できるかたちにした。また、従来大人向けになりがちな観光スポットに対し、のトロキャラクターを活用することで親子連れでも楽しめる環境になるよう工夫した。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

過疎化が進み、経済的な沈滞状態が続く奥のと地域に、新しい観光資源を提供。観光客の増加と地域活性化のためのきっかけになることを目指している。実際に、4月の開業以来、近隣地域の小学校の生徒が校外学習として数多く来訪し、トロッコ体験や酒蔵見学を行っている。また、週末には親子連れの観光客が増え、トロッコ体験が人気を集めている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

既存資源を最大限に活用した、地域活性化プラン。能登鉄道のと線は、かつて地域住民の足であり、観光客の来訪手段であった。経済効率の点から廃線になった後も、鉄道ファンやカップルなど、恋路駅やその周辺環境に惹かれる人は多い。そこで、荒れ果てていた駅・線路・トンネルを再活用。そこに新たな価値(トロッコ、のトロキャラクター、トンネル貯蔵酒)を付加することで、唯一無二の魅力をもつエリアとして再生した。

ユーザー・社会に伝えたいこと

地元をこよなく愛する人たちが願った「町おこし」。手づくり感のあるこの企画には、親しみやすい「なまえ」が必要でした。「のトロ」はまさにそんな思いからでてきた言葉。さらには、能登の山奥から「のトロ」というキャラクターまで飛び出してきてしまいました。呼びやすくて、覚えやすいなまえ同様に、この地域を全国の皆さんに愛してもらいたいと思います。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

能登町、珠洲市

審査委員の評価

廃線となった「のと鉄道能登線」の一部にトロッコ列車を走らせ、観光と地域活性のきっかけを作っている。かつては住民の足であった鉄道は、廃線を惜しむ鉄道ファンや豊かな自然を楽しむ観光の新たなスポットとして魅力をつくっている。今後も周辺環境の整備、拡張を期待したい。

担当審査委員| 南雲 勝志   廣村 正彰   横川 正紀  

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