GOOD DESIGN AWARD

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2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン・地域づくりデザイン賞

受賞対象名
地域雇用創造推進事業 [淡路はたらくカタチ研究島]
事業主体名
淡路地域雇用創造推進協議会
分類
街づくり、都市づくり
受賞企業
淡路地域雇用創造推進協議会 (兵庫県)
受賞番号
13G110958
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

兵庫県の淡路島において、雇用の受け皿の少ない地域の雇用創出を、島の豊かな地域資産を生かした家業・生業レベルの起業のサポートからめざすプロジェクト。それらを実現する主たる方法論として、デザインワークを中心に据えた。雇用創出基盤の充実には、その前段たる継続的な商売繁盛の仕組みをかたちづくる必要があった。それには、潜在的な地域資源をいかに有効に活かすかにかかっているが、本事業では、参加者が持ち込む多様な与件で、商品開発、情報発信、空間整備を同時に考える、いわゆる総合デザインによって具現化しようとしている。

プロデューサー

服部滋樹、江副直樹

ディレクター

平松克啓、やまぐちくにこ、茂木綾子

デザイナー

鬼本英太郎、西川嘉彦、岸本雅男、笹山孝、富田祐介、藤澤晶子他

詳細情報

http://hatarakukatachi.jp

利用開始
2012年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

兵庫県淡路島(洲本市、南あわじ市、淡路市)

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

大量生産と大量消費が引き起こした弊害は少なくない。過剰な生産管理は、消費者はもちろん、生産者に多大な心身への圧迫を引き起こした。地方のモノづくりは小ロット生産が過半を占める。本事業では、地方における継続できるモノづくりのあり方、働き方を模索した。本事業では、安易な拡大志向には一線を引くことで、より健全な経済のかたちを提示できていると考える。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

本事業は愛称を「はたらくカタチ研究島」とした。いたずらな金儲けではなく、無理のない継続性を備えた経済のカタチとそれを支える仕事のカタチは、まったくの相似形。ここ淡路に見合った仕事のあり方、つまり働くカタチを追い求めることは、そのまま淡路の暮らしを考えることでもある。これは、本事業の存在意義のひとつだと思われる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

感覚野に働きかけるデザインという古今東西に有効な方法論。地方に、第一次産業にこそ、デザインは浸透定着しなければならない。素材を作ることでとどまりがちな地域資産を魅力的に表現し、世の中に伝えていくことで、地域の産業は潜在力を顕在化させることができる。そこに焦点を絞り、支援をする本事業の貢献の可能性は限りなく大きい。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

社会の健全化や地球環境の改善は、現代の根底に横たわる新たなニーズと言える。本事業は、いたずらに従来型のビジネス手法を追うことなく、そうしたニーズに応えることのできる、地域に合ったはたらくカタチ、暮らしのカタチを具現化しようとしている。長期的には、一雇用創出事業を越えて、地域に好影響をもたらすと信じている。

ユーザー・社会に伝えたいこと

いまこそ、デザインは地方に目を向けるべきだろう。デザインという方法論は、限りない可能性を秘めている。だからこそ、地方の第一次産業に象徴される、社会の地味な領域に踏み込み、鮮明な成果を上げることに価値を見出したほうがいい。本事業が、その一翼を担えるよう引き続き地域と向かい合っていきたい。

審査委員の評価

特に目立つ何か、があるわけではない。しかし地域をじっくり見渡すと実は魅力的な素材、人材、技術というものが存在している。それらをもう一度目に見える形で再構築し、一次産業を中心に新たな雇用創出を行うプロジェクトである。ただ地域住民だけではなかなかその魅力を発信することは難しい。そこで本事業では外部のデザイナーを取り入れ、地域の潜在能力を発掘し、新たな価値をデザインによって具現化することに成功している。

担当審査委員| 南雲 勝志   廣村 正彰   横川 正紀  

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