GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
高校と酒蔵による地域活性化プロジェクト [地元農業高校と老舗酒蔵による地域活性化プロジェクト〜米づくりから始まるまちづくり 純米吟醸生原酒 明笑輝〜]
事業主体名
茨城県立真壁高等学校 , 株式会社西岡本店
分類
街づくり、都市づくり
受賞企業
桜川本物づくり委員会 (茨城県)
受賞番号
13G110956
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

古き良き街並みが残る桜川市真壁町は、国の重要伝統的建造物群保存地区選定や「真壁のひなまつり」などのイベントにより観光まちづくりを目指し活動してきた。このまちづくりの一環として、地元農業高校(真壁高校)と若手まちづくり団体(桜川本物づくり委員会)が連携し、会員の酒蔵(花の井醸造元(株)西岡本店)と共に100%桜川市産原料による地産地消の酒造りを行った。若者が日本酒造りという日本古来の伝統産業に触れることで、特産品開発・伝統文化の継承・就農意欲の向上・震災復興への後押しなどの効果が期待される。

プロデューサー

桜川本物づくり委員会

ディレクター

株式会社西岡本店+茨城県立真壁高等学校

デザイナー

株式会社西岡本店 西岡勇一郎、西岡恵理+茨城県立真壁高等学校 小野力、柴裕章、沼口修一、藤田政人、岡本祐希、小島幹生、石川恭兵、藤田圭祐、秋山優弥、飯山隆斗、小林祐太、西村一輝、渡辺智仁、相田凌

詳細情報

http://www.hananoi.jp

発売
2013年2月4日
価格

1,680 ~ 3,360円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

高校生が日本の伝統産業である酒づくりをしている様子を市民が目の当たりにすることで、地元に学校があることや若者がいることの重要性を再認識することができる。若者の存在は、高齢化が進んだ町にとっては最大の活気の源である。地元の人や企業が一丸となって若者を育てることで、若者達は鮎のようにまた地元に戻り活気づけてくれることを期待する。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

真壁高校産の米と、酒蔵独自の清澄な井戸水と、桜川市磯部桜川公園にある山桜(天然記念物)の花びらより抽出した酵母を使用した高校生手づくりの酒は、茨城県桜川市の地域資源がふんだんに盛り込まれた商品である。市民にとっての「本物の地酒」は、観光客へ向けても「本物の地酒」として地域に貢献する。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

地産地消の「ものづくり」は住民の地元に対する誇りを生み観光客誘致の期待ができる。商品デザインは、日本酒特有ラベルを廃し瓶肩部の品名入り冊子と兼用させ、冊子内には取組み内容を盛り込んだ。これにより日本酒の固定概念から一歩先行く斬新さを感じられるようになり、消費者がつい手に取りたくなる意外性あるデザインとなった。まちづくりだけではなく國酒たる日本酒の需要低迷からの脱却も狙ったものである。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

このプロジェクトは、高校生と酒蔵だけで完結する取り組みではなく、学校・父母・地元応援者などの協力により成り立つ。取り組みが様々な人の目に触れることにより地元の若者が頑張っている姿を見せることは、街全体の活気を取り戻すことに繋がる。真壁高校には志願者が増え、学校の地位向上の一助にもなっている。今後は若手就農者の増加、定住人口減少ストップ、Uターン・Iターン者増加にまで繋がって欲しい。

ユーザー・社会に伝えたいこと

不景気・過疎・少子高齢化・伝統文化の衰退・大震災・国際化…、農村地域を取り巻く環境は悪化の一途をたどっています。その中で先人より受け継いできたこの地を守る為に何ができるかを自分自身に問いかけてきました。その為にはまず自らが地元の人や物を愛することが第一と考え、我々は次世代へ地元愛を継承する為の取り組みをしています。「明笑輝」を通して我々の想いを発信し未来へつないで行きたいと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

清酒「花の井」「明笑輝」醸造元 株式会社 西岡本店
日本酒「花の井」醸造元 株式会社 西岡本店 ホームページ

審査委員の評価

国の重要伝統的建造物群保存地区といういわば客観的評価におごらず、若者の力と共に大震災で被災した自分たちのまちを復興しようという前向きな地域活動である。酒を飲めない高校生に酒造りができるのか?このプロジェクトはそういった安易な疑問を覆し、酒造り、米造りといった古来より続く地域の伝統産業を共に体験、実践する事により、まちづくりの新たなエネルギーと農業高校性の就農意欲の向上といった価値を生み出した。

担当審査委員| 南雲 勝志   廣村 正彰   横川 正紀  

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