GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
中心市街地活性化プロジェクト [大町ほほえむスクエア]
事業主体名
株式会社釜石プラットフォーム
分類
街づくり、都市づくり
受賞企業
株式会社釜石プラットフォーム (岩手県)
受賞番号
13G110954
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

東日本大震災の被災地域の飲食店復興、起業促進を目的とした「かまいしキッチンカープロジェクト」のプラットフォーム「大町ほほえむスクエア(通称「キッチンカーワーフ」)」は、県産材を使ったウッドデッキとカラフルで機能的な照明ポールなどのデザインによって、中心市街地に温かみある賑わい空間を創出している。飲食、物販や地域密着型イベント、オリジナルロゴによるPR活動などのソフトが今後の発展性を支える。

プロデューサー

株式会社釜石プラットフォーム 三塚浩之+プラットフォームサービス株式会社 鈴木賢一

ディレクター

プラットフォームサービス株式会社 鈴木賢一

デザイナー

プラットフォームサービス株式会社 鈴木賢一+デザイン協力 ほほえむデザイン研究所

詳細情報

http://www.kamaishien.com

グランドオープン
2013年6月2日
販売地域

日本国内向け

設置場所

岩手県釜石市大町2-8

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

子供も安心して遊べるウッドデッキ、高齢者・障害者用のスロープ、飽きのこない木製の味、キッチンカーを停車し易いスリットなどを兼ね備えた大町ほほえむスクエアは、使うお客様の発想に応じて食事、買い物のみならず、様々なイベントなど、利用法には無限の広がりがあり、すでにパブリックビューイング、パーティーなどの実績がある。ここに人々が集い、交流することで新たな地域コミュニティの創造が可能となる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

人々が集い楽しみ、交流する賑わい空間の創出により、「母港」を中心とした情報受発信が可能となり、震災によって崩壊した中心市街地のコミュニティに新たな中心をもたらした。このことが、震災前には市内最大だった商店街に再び活気を生み、また、全て県内産木材を使用し、地元業者とボランティアの手により製作されたこと、さらにキッチンカー事業者が自立して行く姿を見せることにより、復興への気運が醸成される。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

飲食業における店舗復興とともに、起業・新規参入を促し、本設店開業に至るまでの支援の仕組みを提供することに加え、常設地を持つことにより、安定的自立的店舗運営への道を可能としている。これによって、支援する都市と支援を受ける地方の連携を通じて、産業振興、震災復興の両面に貢献でき、空洞化していく各地方の産業構造およびコミュニティ崩壊に対するソリューションモデルを提示できる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

コミュニティの崩壊、産業衰退、雇用のアンバランスを抱えている日本の地方社会が、都市との連携を通じて社会的支援を受けながら店舗を復活させ、または起業と雇用を生みだす。これを各事業者がリスクを負った上で、且つ新しい公共の担い手である非営利型株式会社が官民連携によって実施したことにより、コミュニティの再興、産業振興に繋がる、新しいインキュベーションのモデルを可能としたことは画期的である。

ユーザー・社会に伝えたいこと

キッチンカーが日替わりで「母港」に「寄港」するウッドデッキは安全性も確保され、温かみのある空間を提供する。日によってはキッチンカーは移動して、仮設住宅やオフィス、工場、イベント会場に安らぎと温かさを届ける。非営利型株式会社釜石プラットフォームの支援により、この有機的融合が生み出され、被災した中心市街地に賑わい空間が創出され、事業者も利用者も、ともにこの町で自立的復興への道程を進んで行く。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

岩手県釜石市大町2-8
釜石復興支援プロジェクト公式サイト
かまいしキッチンカープロジェクト公式サイト

審査委員の評価

釜石の震災直後から活動を始めたキッチンカーのプロジェクトチームをベースにした有志による新たなまちの拠点づくりである。商店街の一角にキッチンカーを集積するためのウッドデッキによるプラットホームを作り、飲食と共に市民が参加出来るイベントの場と、職業を失った人々への車両貸出による起業や雇用の場を提供している。予算的にも様々な工夫と地元企業の協力を得て、新たなビジネスのカタチの創出にも成功している。

担当審査委員| 南雲 勝志   廣村 正彰   横川 正紀  

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